人生にモチベーションを与える35の引用:ロシアの古今の有名作家たちの知恵
ロシア文学の古典的名作と現代作品のなかから、最も鮮やかな、あるいは深い箇所を引用する。これにより、人生、愛、そして自分自身を新たに見直すことができるかもしれない!
- 「習慣は上からわたしたちに与えられる。それは幸福の代わりなのだ…」(アレクサンドル・プーシキン『エフゲニー・オネーギン』)
- 「わたしたちが汚れているときでも愛してほしい、わたしたちがきれいなときは誰でも好いてくれるのだから」(ニコライ・ゴーゴリ『死せる魂:第二部』)
- 「美は世界を救う」(フョードル・ドストエフスキー『白痴』)
- 「すべての人が何よりもまず人生を愛さなければなりません」「人生の意味よりも人生そのものをもっと愛すべきだというのかい?」(フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)
- 「人は、自分が幸せであることを知らないので不幸なのです。理由はそれだけです。それだけ、それだけなんです! 見出した人は、即座に幸せになるでしょう」(フョードル・ドストエフスキー『悪霊』)
- 「全世界を征服したいのなら、まず自分自身を征服することだ」(フョードル・ドストエフスキー『悪霊』)
- 「尊敬されたいなら、何よりもまず、自分自身を尊敬することだ」(フョードル・ドストエフスキー『虐げられた人々』)
- 「完全を求めれば、決して満足することはない」(レフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』)
- 「人はどんな条件にでも慣れるものだ――とくに、周りの誰もが同じように生活しているのを見た場合には」(レフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』)
- 「正直に生きるためには、突進し、混乱し、間違いをおかし、始めては投げ出し、また始めては投げ出して、永遠に戦わなければならない」(レフ・トルストイ、叔母のA.A.トルスタヤへの手紙)
- 「議論好きは、人を真実から遠ざける性質だ」(ニコライ・レスコフ『子供時代』)
- 「お前が悪を覚えている限り、悪は生きている。それが死ねば、お前の魂も平安のうちに生きるようになるだろう」(ニコライ・レスコフ『ある百姓家に客となれるキリスト』)
- 「悲哀の時でも、絶えず自分の幸せを感じるためには、次のことが必要だ。a)現在に満足できること、b) 「もっと悪かったかもしれない」と考えて、それを喜ぶこと」(アントン・チェーホフ『人生って素晴らしい』)
- 「人間はすべてが美しくあるべきだ。顔だちも服装も魂も考えも」(アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん』)
- 「良い躾とは、テーブルクロスにソースをこぼさないことではなく、誰かがこぼしても気付かないこと」(アントン・チェーホフ『中二階のある家』)
- 「今が夏だろうが冬だろうが気にしない人は幸せだ」(アントン・チェーホフ『三人姉妹』)
- 「健康で正常なのは、普通の大衆だけだ」(アントン・チェーホフ『黒衣の僧』)
- 「決して何も頼まないこと!とくに自分より強い者に対しては。彼らはすべてを自分からすすめ、与えてくれるだろう!」(ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマリガリータ』)
- 「健康を害することなく、日々感じていることに反して行動するのは不可能だ。嫌いなもののために努力し、不幸をもたらすものを喜ぶことなどできない。 我々の神経は有名無実なものではない。それは繊維でできた肉体なのだ…」(ボリス・パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』)
- 「自然から与えられたわたしたちの良い体をなぜ恥じるのか?自分でつくりだした卑劣な行為を恥じていないというのに?」(ダニイル・ハルムス『私は葦のなかで生まれた。鼠のように…』)
- 「生きて、ビフテキを食べて、恋人にキスして、女性の裏切りを悲しんで、しかも幸せであるように!そして、自分はなぜこんなことをしているのか、などと考えぬように神がしてくださるように」(ガイト・ガズダーノフ『クレールとの夕べ』)
- 「ほとんどの人は、達成できたはずのことの十分の一も達成できずに亡くなるものだ」(コンスタンチン・パウストフスキー『大いなる期待の時』)
- 「疑わしいものから始めなければならない」(ストルガツキー兄弟『逃走の試み』)
- 「私は時々自問する。なぜ我々はこんなにあくせくしているのかと。お金を稼ぐために? しかし、いずれにせよ我々はただあくせくするだけなのに、はたしてお金が必要だろうか?」(ストルガツキー兄弟『ストーカー』〈原題は『路傍のピクニック』〉)
- 「人々は理解していない。自分たちの生活においてどれほどの不幸や貧困が常に怠惰から生じているかを」(チンギス・アイトマートフ『処刑台』)
- 「多くの人は、病気ではなく、彼らを食い尽くす飽くなき永遠の欲望によって死ぬ。すなわち、自分を実際以上のものとして見せたいという欲望によって」(チンギス・アイトマートフ『白い汽船』)
- 「この人生で本当に悲しむに値することはあるのだろうか? すべてが過ぎ去る。これも過ぎ去る」(ダニイル・グラーニン『雷雲への挑戦』)
- 「かけがえのないものはない。ない――それはその通りだ。しかし、取り換えがきくようなものもない。他の誰かに替えられるような人間は、この世に一人もいない」(コンスタンチン・シーモノフ『生者と死者』)
- 「嫉妬するということは、他人の過ちに対して自分自身に復讐することだ」(セルゲイ・ドヴラートフ『外国の女』)
- 「弱い人間は人生を克服するが、勇敢な人間は人生を自分のものとする」(セルゲイ・ドヴラートフ『サンクチュアリ』)
- 「重要なのは、あなたが敗北したことではない。肝心なのはあなたが抵抗したことだ!」(レオニード・ゾーリン『ポクロフスキエ門』)
- 「ひどい状況に陥ったときにできることは二つだ。まず、なぜそんな羽目に陥ったか理解すること。第二に、そこから抜け出すこと…。抜け出さねばならないのは一度だけで、その後はそれを忘れることができる。しかし、なぜそんなことになったのか理解するには、一生を要するかもしれない」(ヴィクトル・ぺレーヴィン『妖怪の聖なる書』)
- 「心に愛をもつ者は、苦しく困難な人生を楽しみ、その困難に感謝の念を抱きつつ耐え、いかなる不幸にも立ち向かい、すべてを克服することができる」(アレクセイ・イワノフ『パルマの心臓』)
- 「年とってくると、妻ではなく自分を変える必要があることが分かる…」(ジーナ・ルービナ『コルドバァの白い鳩』)
- 「内面的に自由な人だけが自分自身を笑うことができるし、他者が自分を笑うのを許すことができる」(リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』)