ロシアに行くのにヴィザを必要としない国に住んでいる幸運な人はこのステップはパスできる。ロシア大使館のウェブサイトでチェックするか、または外務省に問い合わせること。
ちなみに、南米(スリナム以外)在住の住民はヴィザは必要ない。日本、中国、EU、アメリカ在住の住民はヴィザが必要である。
ヴィザ取得の方法についてはこちらからどうぞ。
手続きはそれほど難しくはないが、気をつけるべき点がある。ヴィザを取得するにはバウチャーが必要だ。バウチャーは全員に必要なもので、ホテルやホステルなど宿泊施設が、実際にあなたがそこに宿泊することを証明するものである。BookingやAirbnbといったサイトの予約ページをプリントものは受け付けられない。宿泊施設は連邦移民局と外務省に登録されているホテルでなければならないので、予約する際に確認することが必要だ。
もうひとつの気をつけたいのはこの手続きには時間がかかるということ。実際、ヴィザ取得にはときにかなりの時間を要することがあり、最大で20日かかる。しかし幸い、申請はオンラインでもできる。
ひとつだけヴィザなしで渡航できる抜け道 がある。カリーニングラード、サンクトペテルブルク、ウラジオストクの3都市に限って、クルーズツアーに参加する場合はヴィザは必要ない。
サンクトペテルブルク。ペトロパヴロフスク要塞の風景。
アントン・ヴァガノフ撮影/TASSロシアには1年のどの月にも、それが冬であっても(いや、冬だからこそ)旅行するのに相応しい理由があるが、すべてはあなた次第、そして訪露の目的次第である。
ロシアに初めて来るなら、やはりモスクワかサンクトペテルブルクから始めることをお勧めしたい。モスクワとサンクトペテルブルクでは、世界的な芸術の傑作、素晴らしい建築物、最良のサービス、活気あるナイトライフ、そして近代的なロシア料理が楽しめる。
リゾートを楽しみたいという場合は、暖かい海、ヨット、カジノ、山があるロシアの亜熱帯のソチ、またはこちらでご紹介しているいずれかを選ぶといいだろう。
トレッキングを楽しむなら、ロシアに来るための場所が最低でも10カ所はある。
またロシアには長い山スキーリゾートのシーズンがあり、20~30メートルという距離からクマを観察することができるエコツーリズム、サーフィンも楽しめる。
Booking.com のホテルランキングをチェックしたり、Tripadvisorの口コミを読んだりすることもできるが、もっと細かいニュアンスを知るためには、ロシア・ビヨンドのガイドを読むことをお勧めしたい。ロシア国内のさまざまな旅行先について、詳しい記事がたくさんある。そのほんの一例を挙げてみることにしよう。
モスクワに行くなら、ツアーガイドブックでは見つからないQ&A から始めよう。公共交通機関の使い方、現地の人たちと何語で話せば良いか、無料Wi-Fiはどこにあるか、タクシーはどうやって手配すれば良いかなど、実際的な問題に対する答えが書かれている。文化を知るためにどんなプログラムを組めば良いのかについては、必ず訪れたい5つの場所についての簡単ガイド、またはレストラン、ギャラリー、公園、バーなどを2日間で巡る詳細なガイドを一読いただきたい。
モスクワのガイドと同様の実際的なガイドはサンクトペテルブルク版もある。またペテルブルクの最高のバーを知りたい方はこちらを、人気の場所の簡単なガイドをチェックしたい方はこちらを。さらに、ペテルブルクの家根(もっとも良い景色が見られる)についてはこちらを、バーニャについても忘れずに。
もし一風変わった旅行をしたいなら、アルタイへの旅、カムチャツカの旅、火山の間で楽しむサーフィン、ダゲスタンを訪れるなら知っておきたい5つのこと、ロシアで冒険するための8のアイデアをぜひ参考にされたい。
ヴヌコヴォ国際空港のカプセルホテル。
キリール・ズイコフ/Moskva Agencyロシアの都市で宿泊施設を選ぶときのアドバイスをいくつかお教えしよう。
中心部から離れているホテルを選ぶ場合、近くに地下鉄またはなんらかの交通機関の駅があるなら、悩む必要はない。地下鉄の路線図はアプリを使って確認することができる(地下鉄があるすべての都市で使用可能)。スマホにダウンロードすることもできる。iPhone版はこちら、アンドロイド版はこちら。
もし予算が非常に少なく、格安ホテルを探す場合は、口コミをしっかり読み、写真をよく見ること。あまりに安いホテルはおそらく何か問題があり、予想しているよりもひどい場合がある。
Booking.com、Airbnb、 CouchSurfingなどのサービスはロシアでも機能している。
モスクワでどのようにホテルを選ぶかについて、旅行のタイプ別に集めたアドバイスはこちらから。
24ヶ所のレストランやカフェ、またはフードコートを含むニコリスカヤ通りの食材マーケット「世界一周」にて。
アントン・ノヴォデレジキン撮影/TASS缶詰もミネラルウォーターも持って行く必要はない。ロシアは食料品についても、飲料水についても問題はない。ものがない空っぽの棚、モノ不足といった現象は遠い過去のものとなっている。
ロシアの食料品店や薬局のありがたい面は多くの店が夜遅くまで開いているということ。中には24時間営業の店もある。同じく、レストランやカフェ、またDelivery Clubやヤンデクス・イェダーといったデリバリーサービスも同様である。食料品の値段が西側諸国より高いか安いかについては、こちらの記事からどうぞ。
唯一、夜中に商店で買えないもの、それはアルコール。お酒は23時(都市によっては22時)までしか売っていない。
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