ヴヌコヴォ空港からモスクワ市街まで行くのにもっとも早い方法はアエロエクスプレスで、駅は空港のターミナルビルの中にある。途中に交通渋滞がないので、キエフ駅まで35分で着く。キエフ駅から地下鉄(環状線)に乗り換えれば、モスクワ市のどこに行くにも便利だ。
アエロエクスプレスのヴヌコヴォ空港からの始発は、午前5時15分で、終電は夜中の12時30分。乗車料金は切符売り場で買うと500ルーブル(およそ880円)、インターネットで買えば420ルーブル(およそ740円)。チケットをインターネットであらかじめ買うにはサイトから買うか、アプリをダウンロードする。
*2018年FIFAワールドカップサッカー期間中、モスクワで行われる試合を観戦するファンはアエロエクスプレスに無料に乗れる。また、夜間の臨時列車も運行される。詳しい情報は、ウェブサイトでチェックすること。
バスはモスクワ市内まで行くのにより安い方法ではあるが、どのくらい交通渋滞がひどいかは予測がつかない。もう一つ不便な点は、バスは市のはずれの地下鉄線の終点までしか行かないため、市の中心に行くには、そこから地下鉄に乗り継いでさらに30分かかる。
地下鉄サラリエヴォ駅(赤線)行き
911番バス(マルシルートカという乗り合いタクシー)は乗車料金が55ルーブル(およそ100円)。バスの運行時間は朝5時15分から夜中の1時まで7分間隔で運行している。所要時間は20分。
地下鉄トロパレヴォ駅とユーゴザーパドナヤ駅(赤線)行き
611番バスに乗る。乗車料金は55ルーブル(およそ100円)。朝5時15分から夜中の1時までで 20分間隔で運行している。所用時間は25–40分。
*2018年FIFAワールドカップサッカー期間中、モスクワで行われる試合を観戦するファンは公共のバスには無料で乗れる。
夜に空港に到着し、バスを待つのは嫌だというときはタクシーという方法がある。しかし、空港で客待ちをしているタクシーは利用してはいけない。5,000ルーブル(およそ8,770円)以上もふっかけられる。実際は2,000ルーブル(3,500円)以上かかることはない。
あらかじめタクシーを予約するのにはいくつかの方法があり、料金はどんなに渋滞にはまろうとも固定である。
ーウーバーはモスクワにもある。
ーヤンデックスタクシー(アプリは多言語対応している)
ーゲットタクシー(ロシア語、英語、ヘブライ語対応)
ーシティーモービル(英語対応)
最後の2つは前もって予約することができる。でも、空港周辺には5−10分で来てくれる空車がたくさんある。空港に着陸したら、無料のWIFIを利用してインターネットでタクシーを呼ぼう。ほとんどの場合、パスポートコントロールが済んだらもう一度電話することになる。空港ターミナル前に無料で駐車できるのは15分以内で、それ以上だと駐車代はとても高くなるからである。
ヴヌコヴォ空港にはいくつかの会社がカーシェアサービスを提供している。カーシェアをするには、ID、運転免許証、クレジットカード、スマホが必要。自動車を借りるには、契約書にサインをしなくてはならない(オンラインでもできる)。有名な会社は、デリモービル(空港での利用可能状況はこちらから )、ヤンデックスドライブ(グーグルプレイで英語対応)とベルカカー(ロシア語のみ)である。もっとも近くにある使用可能な車を探すには、あらかじめアプリをダウンロードする必要がある。
主要なレンタカー会社はドモジェドヴォ空港にある。シクスト、ヨーロップカー、エーヴィス、レンタルカーなど。オンラインで申し込むか、レンタルオフィスに行って借りる。事前に予約しても値段に変わりはないが、選べる自動車の種類が多くなる。
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