ドモジェドヴォ空港(DME)からモスクワ中心部までの行き方

AFP
 電車、バス、タクシー、あるいはカーシェア。早く、簡単に中心部に行くには?

1.アエロエクスプレス

 空港からモスクワ市街までのもっとも早い方法はアエロエクスプレスで、駅は空港のターミナルビルの中にある。渋滞がないので、パヴェレツカヤ駅まで45分で行く。そこからは地下鉄(環状線)に乗ればモスクワのどこに行くにも便利だ。 

 ドモジェドヴォ空港からの始発は5時15分で最終は夜中の12時30分まである。乗車料金は切符売り場で買うと500ルーブル(およそ880円)、オンラインだと420ルーブル(およそ740円)。ウェブサイトから買うか、アプリをダウンロードすれば、事前に買うことができる。 

*2018年FIFAワールドカップサッカー期間中、モスクワで行われる試合を観戦するファンはアエロエクスプレスに無料に乗れる。また、夜間の臨時列車も運行される。詳しい情報は、ウェブサイトでチェックすること。

 

2. 郊外列車 

 空港から電車(エレクトリーチカ)に乗ってモスクワ市内に行くと、ヴェニヤミン・エロフェーエフが著書「モスクワーペトゥシュキ」で表したロシアの郊外電車の文化を肌身に感じることができるいいチャンスである。所用時間は1時間10分とアエロエクスプレスより長いが、料金はずっと安く、110ルーブル(およそ190円)である。

 スケジュールをチェックしたい方はこちらからどうぞ

 

3. バス

 バスはモスクワ市内まで行くのにより安い方法ではあるが、どのくらい交通渋滞がひどいかは予測がつかない。もう一つ不便な点は、バスは市のはずれの地下鉄線の終点までしか行かないため、市の中心に行くには、そこから地下鉄に乗り継いでさらに30分かかる。

 308番バス(マルシルートカという乗り合いタクシー)は乗車料金が120ルーブル(およそ210円)で、荷物があるとさらに1ドル(およそ110円)払う。バスの運行時間は朝 6時から夜中の12時までは30分間隔、12時から6時までは40分間隔で、乗車時間は30−40分。

 ドモジェドヴォからはコロムナ、ルホヴィツィ、リャザンまでもバスが走っており、料金は400−600ルーブル(700–1050円)。乗車時間は最長3時間半で1日5便。(8am, 12pm, 4pm, 8pm, 1am)。

 詳細な情報や運行時間が知りたい方はこちらからどうぞ。 

*2018年FIFAワールドカップサッカー期間中、モスクワで行われる試合を観戦するファンは公共のバスに無料で乗れる。

 

4. タクシー

 夜に空港に到着し、バスを待つのは嫌だというときはタクシーという方法がある。しかし、空港で客待ちをしているタクシーは利用してはいけない。5,000ルーブル(およそ8,770円)以上もふっかけられる。実際は2,000ルーブル(3,500円)以上かかることはない。あらかじめタクシーを予約するのにはいくつかの方法があり、料金はどんなに渋滞にはまろうとも固定である。

 

ーウーバーはモスクワにもある。

ヤンデックスタクシー(アプリは多言語対応している)

ゲットタクシー(ロシア語、英語、ヘブライ語対応)

ーシティーモービル(英語対応)

 最後の2つは前もって予約することができる。でも、空港周辺には5−10分で来てくれる空車がたくさんある。空港に着陸したら、無料のWIFIを利用してインターネットでタクシーを呼ぼう。ほとんどの場合、パスポートコントロールが済んだらもう一度電話することになる。空港ターミナル前に無料で駐車できるのは15分以内で、それ以上だと駐車代がとても高くなるからである。

 

5. カーシェア 

 ドモジェドヴォ空港にはいくつかの会社がカーシェアサービスを提供している。カーシェアをするには、ID、運転免許証、クレジットカード、スマホが必要。自動車を借りるには、契約書にサインをしなくてはならない(オンラインでもできる)。有名な会社は、デリモービル(空港での利用可能状況はこちらから )、ヤンデックスドライブ(グーグルプレイで英語対応)とベルカカー(ロシア語のみ)である。もっとも近くにある使用可能な車を探すには、あらかじめアプリをダウンロードする必要がある。

 

6. レンタカー

 主要なレンタカー会社はドモジェドヴォ空港にある。シクストヨーロップカーエーヴィスレンタルカーなど。オンラインで申し込むか、レンタルオフィスに行って借りる。事前に予約しても値段に変わりはないが、選べる自動車の種類が多くなる。

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