2022年の人気記事ベスト22選

Kira Lisitskaya (Photo: Legion Media; @yuliyamnn/Instagram)
今年、最も注目を集めた記事を紹介しよう!
  1. 寒さにもっとも強い飼い猫、サイベリアン猫について10の事実

     このロシアの猫は大型で、ふさふさの毛で、冬も怖くない。自然の中でも生き抜くことができ、さらに人間ともうまくやっていけるのだ。ロシアでは野生のサイベリアンに出会うこともあり、人間のペットであることよりも自由でいることを絶対にあきらめたくないように見える。しかし、この記事を読むと、彼らとも仲良くなれること請け合いだ!

  2. ラスプーチンの実像は:本当に「怪僧」だったのか?

     「怪僧」と呼ばれたグリゴリー・ラスプーチンが死んで100年以上経つが、彼は依然として、ロシア史上最も毀誉褒貶に満ち、謎をはらんだ人物の一人だ。いまだに彼の人生は、神話と風説のプリズムを通して見られている。その真偽をこの記事で検証してみよう

  3. ソ連版「ハチ公」物語

     実はソ連にも「ハチ公」がいた。1974年、モスクワのヴヌコヴォ空港で、犬とともにノリリスク(ソ連の極北)に向かう飛行機イリューシン18に乗ろうとした飼い主が、犬に必要な検査を受けていないことが分かり、仕方なく、滑走路に犬を放し、一人飛行機に乗り、飛び去ってしまう。そしてそれから2年間、犬のパルマは空港に住み着き、毎日、滑走路を見上げ、飼い主が乗り込み飛び去った飛行機IL–18が発着するのを見守っていた。ソ連版「ハチ公」物語はこちらで

  4. ロシアの優れた映画監督トップ10

     ロシア国内外で知られており、様々な国際映画祭の賞やアカデミー賞を獲得したロシアの優れた映画監督をご紹介しよう

  5. ロシアの地理的重心はどこか?(写真特集)

     ロシアの地理的重心はどこだろうか。それは、ウラル山中でもなければ、ヴォルガ川沿岸でもない。この国の「中心」は、シベリアの大変な僻地の中―エヴェンキ自治管区のヴィヴィ湖岸―にある。過酷な気候、永久凍土、長く続く極夜―そこでは何キロも人がいない。世界中に、国の中心がこんなところである国は他にあるだろうか?ロシアの地理的重心は一体どんなところなのだろうか

  6. ロシアの5人の預言者たち…信じるも信じないもあなた次第

     イワン4世(雷帝)からさえ尊敬されていた「聖なる愚者」…、ロシアの女帝の死を予見した「聖なる愚者」…、ドストエフスキーの作品にも出てくる「聖なる愚者」…。彼らはすべて、1917年のロシア革命の前に生きた人物だ。彼らのなかには、聖人として列聖された者もいるが、教会がその「聖性」を認めない者もいる。しかし、いずれもロシアの未来について予言しており、そのうちのいくつは現実となった。ロシアの5人の預言者たちに関する伝説を集めてみた

  7. これが、ロシアで今もっとも人気のメインクーン、ケフィール!

     想像してみてほしい。あなたが胸に抱いているふわふわのかわいい動物の体重が・・・12.5キロもあるのを!これが、ロシアで今もっとも人気のメインクーン、ケフィール…!

  8. ソ連と米国は正体がバレたスパイをどう交換していたか?

     東ドイツと西ベルリンの境界線が通るグリーニッケ橋は冷戦期にソ連と米国にスパイ交換の場として使われたことで世界的に注目される橋となって、「スパイの橋」と呼ばれた。グリーニッケ橋で行われた最も有名なスパイ交換についてはこちらで

  9. 打ち捨てられたチュコトカの気象観測ステーションに暮らすホッキョクグマ(写真特集)

     ここに住んでいた人々は今から30年ほど前にこの地を離れた。そして今、学者たちの代わりに野生動物がここに暮らしている。チュクチ海に浮かぶコリュチン島に打ち捨てられた気象観測ステーションが、好奇心旺盛なホッキョクグマの住処と遊び場になった。ロシアの写真家ドミトリー・コーフが捉えた野生の動物の写真が公開された

  10. 正教とカトリック:主な7つの違いはこれ

     1054年の大シスマ(東西教会の分裂)により、キリスト教は、正教会とカトリック教会に分裂し、その状態は、ほぼ1000年後の今も存在している。ロシア人の正教徒は、ロシア正教会の儀式を守り続けている。以下に、ロシア正教会とカトリックの主な違いを挙げよう

  11. ツンドラとタイガの違いとは?

     ロシアには、原始林から砂漠にいたるまで8種類の陸上生態系が存在する。中でももっとも巨大な生態系がタイガとツンドラで、ロシアの端から端まで広がっている。しかし、この2つの違いとはいったい何だろう?なぜ、タイガを訪れるのに夏はベストではないのか、またツンドラで道に迷わないためにはどうすればいいのか?この記事で説明しよう。

  12. 大げさに語られるシベリアに関する神話

     シベリアは不毛の地?それとも巨大「強制労働収容所」?地球上でもっとも寒い土地にどうやって住むのか?・・・このように、ロシアでもっとも知られた場所のひとつであるこの土地については、かなり誇張された神話が伝えられている。シベリアとは実際はどんなところなのだろうか

  13. ロシアのシチーを作るための完全ガイド(レシピ)

     シチーほどロシア料理を特徴づけるものはないだろう。ロシア人が昔から今日に至るまで食べ続けているスープがどんなものなのか、興味があるという方は、ぜひ続きを読んでみてほしい

  14. ロシア人は全員共産主義者なのか

     共産主義は何世代ものロシア人の生活を形作るのに大きな役割を果たした。しかし、ソ連時代でさえ、ほとんどの国民は実際は共産党員ではなかった

  15. 大詩人アレクサンドル・プーシキン:必読の十作品はこれだ

     アレクサンドル・プーシキンはロシア文学の最重要な財産とされている。この詩人の作品を読んで、なぜロシア人が彼をこんなにリスペクトしているのか分かれば、ロシア人のメンタリティーの奥底も見えてくるだろう。絶対に知っておくべきプーシキンの作品を厳選してご紹介する

  16. ロシアの家に宿る精霊、ドモヴォイって何?

     ロシア人がある程度の期間家を空ける時、出発する前に最後にすることは、「前途を祈って」わずかな時間でも腰かけることだ。昔のロシア人は、家の精霊であるドモヴォイをなだめるためにこの儀式をしたのである。彼らは、ドモヴォイは家人が突然いなくなると怒ると信じていたので、「前途を祈って」腰かけることにより、家の守護神に尊敬の意を表した。

    ドモヴォイって、一体何だろう

  17. ロシアで人気のパンやパイ10種

     中は柔らかくて、外はカリカリで、粉砂糖が振りかけられたポンチキ、お祝いのテーブルに出す中に肉を詰めた大きなクールニク、ふわふわの生地にカッテージチーズが入っている甘酸っぱいヴァトルーシカ…ロシアのお店で買うことができ、家でも作ることができるロシアでもっとも一般的なパンやパイを紹介しよう

  18. 知っておくべきロシア音楽10曲

     これらのクラシック音楽のメロディはあまりにも有名で、きっとあなたも聴いたことがあるに違いない。しかし、これがロシアの作曲家によって書かれたというのは知らなかったという人もいるかも?

  19. ソ連に関する5つの主な神話を検証してみよう

     ソ連国民は、「真の共産主義者」らしく、ロマンチックに愛しただけというのは本当か?ソ連製品は最高品質だった?すべてのソ連国民が真の意味で「平等」だったというのはどうか?

     ソ連社会についての神話や誤解の数々を検証してみたい

  20. 日本人初のイコン画家 山下りん:ニコライ2世にも奉呈

     彼女の筆になるイコンは現在、美術の殿堂「エルミタージュ美術館」の所蔵品にもなっている。油絵の技法を用いて木板に描かれている、その小さなイコンは、ニコライ2世に奉呈された。

     山下りん(1857~1939)は、茨城県の貧しい武家の出身で、さまざまな点でパイオニアとなることを恐れなかった。明治時代に女性として初めて、「工部美術学校」に入学し、ロシアに留学する。後年、日本初のイコン画家として活躍し、自分のアイデアをとり入れて、自身の画の様式を見出すことができた。日本人初のイコン画家の道をご紹介しよう

  21. 冬の気温が氷点下50度のロシア北部ではどんな車が乗られているか

     サハ共和国やタイムィル半島、チュクチ半島で車を運転するのは容易なことではない。しかし人間はあらゆる条件に適応し、最も過酷な極寒の気候に合わせて車を選んでいる。意外にも、現地の人々の間で重宝されているのはオフロード車やピックアップではない。東に行けば行くほど、日本車を多く見かけるようになる。

     さあ、冬の気温が氷点下50度のロシア北部ではどんな車が乗られているか

  22. 瓶の中のモンスターあるいは紅茶キノコは、いかにしてソ連のスーパーフードになったのか?

     一見、瓶の中に入ったクラゲのような気持ち悪いこの飲み物は、ソ連全土を魅了した。この紅茶キノコを親戚や友人に分け与えたり、ときには名前をつける人までいた・・・。紅茶キノコ、または「コンブチャ」の名で知られる、甘い紅茶とイーストと酢酸菌をベースにした発酵飲料について、紹介しよう

おまけ:ロシア文学名作のショートサマリー

 全4 巻の大長編小説であるレフ・トルストイの『戦争と平和』は、大抵の読者にとって読破するのは容易なことではない。しかし、「読んでません…」とは言いにくいこともある。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、詩人プーシキンの散文小説『大尉の娘』、ニコライ・ゴーゴリの長編『死せる魂』、ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』…これらの本のあらすじと内容を知っていることは、時には、無教養に見られないために大事だ。 

 読みたいけど時間がない!そんな忙しいあなたのために、ロシア文学名作のショートサマリーをまとめた

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