「ソローキンの見た桜」:ロシアの俳優アレクサンドル・ドモガロフが日本人監督の映画に出演

Vladimir Trefilov撮影/Sputnik

 ロシア人民芸術家のアレクサンドル・ドモガロフが井上雅貴監督の「松山ロシア人捕虜収容所外伝~ソローキンの見た桜」の出演、撮影を行った。撮影は日本とロシアの両方で行われている。

 ドモガロフさんは撮影時の感想を尋ねられ、「映画“ソローキンの見た桜”は、1904-1905年の日露戦争時のロシア人将校と日本人の少女との恋を描いたもの。撮影は松山市にある本物の捕虜収容所で行われた。ここにはロシア人墓地があり、98人の墓がある。何よりわたしが驚いたのは、落ち葉一枚もないくらい、地元の小学生たちが熱心に管理してくれていることです」と述べた。

  ドモガロフさんはワシリー・ボイスマン海軍大佐の役を演じる。旅順攻囲戦で500人の兵士を失い、300人を捕虜に取られ、自身も負傷した。ドモガロフさんは新聞「イズヴェスチヤ」からのインタビューに応じた中で、「ボイスマン大佐には帰国が促されたが、彼は兵士たちと共にいるといって、これを辞退したのです。大佐は終戦まで生きていることはできませんでした。その後、日本では彼の記念碑が建てられました。これを知り、日本という国に対して驚きを禁じ得ませんでした」と述べた。

  映画は2019年春に日本で公開予定。

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