この映画のプロデューサー、ドミトリー・ダヴィデンコ氏がロシアの記者団に語ったところによると、日本の「アット エンタテインメント(AT Entertainment)」社が、映画の配給権を獲得したという。
「近い将来、映画『ボリショイ』は、日本で上映される」とダヴィデンコ氏は語った。
「周知の通り、日本では、バレエやロシア文化に関連することなら何でも関心が高い。だから、『ボリショイ』が選ばれたのだと思う」。氏はこう付け加えた。
この映画は、2人の有望な若いバレリーナの運命についての物語。2人は、バレエ・アカデミーで親しかったが、舞台での競争を強いられる。
主役の一人を演じたアンナ・イサーエワによれば、この映画ではバレエの世界がとてもリアルに描かれているという。彼女は、プロのバレリーナであり、「ボリショイ」が女優デビューとなる。
「この映画のリアルさは、シナリオライター、監督、撮影チーム全員のおかげ。こういう話は知っているし、自分も体験してきた。とても率直で真摯な映画」と彼女は言う。
ダヴィデンコ氏によると、映画製作のなかで最も難しかったのは、ボリショイ劇場本館での撮影だという。
「何度も取り直しをしている時間はなかった。ボリショイ劇場本館での撮影には、時間的制限があったから。うまく作業を調整して、カメラがアーティストの間を縫うようにして撮らねばならなかった。うまくいったときもあれば、いかなかったこともある。とにかくぶっ通しの作業になった。チーム全員にとってクリエイティブな試練になった」。ダヴィデンコ氏はこう説明した。
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