クリスマスの灯りが消える前にぜひ訪れたいロシアのウィンターワンダーランド8選

 陽が落ちるのが早くなり、初雪が降るころ、ロシアはその美しさを発揮する。美しい景色、解放された気分、ウィンタースポーツ・・・、12月から2月にかけての時期はそれぞれの人に何か素敵な楽しみを与えてくれる。

1. サンクトペテルブルク

凍ったグリボエードフ運河を歩いて血の上の救世主教会ヘ向かうカップル。

 ロシアの文化の中心地であるペテルブルクは冬の景色がもっとも美しい街だろう。観光客の群れもいないお祝いの時期のサンクトペテルブルクは、静かな氷のような落ち着きがある。人もまばらな通りを歩くと、しんとした運河や雪の吹き寄せ、凍った街灯の雰囲気に浸ることができる。その光景はドストエフスキーやボロディンの世界を感じさせる。街に500もある宮殿の中に一歩足を踏み入れ、豪華なロココ建築とダイアモンドのシャンデリアとクラシックアートの世界を覗き見る。アンナ・カレーニナのワンシーンに入り込んだかのように、豪華絢爛なかつての時代を感じさせてくれる冬のひとときが楽しめる。

 ペテルブルグの月ごとのヒントはこちらから。

2. バイカル湖

凍ったバイカル湖。スケート用のルート。

 もしマイナス30度という気温に耐える自信があるなら、あなたはこの湖で真の解放感を感じることができるだろう。世界最大の淡水湖であるバイカル湖は明るい冬の空を映し出し、すっかり凍ってしまう2月にはその並外れた大きさのアイスリンクに降り立って、走ったり、スケートしたり、ソリ滑りをしたり、まったく誰にも邪魔されることなくホヴァーボードを楽しむことができる。湖周辺ではスキー、釣り、乗馬といったウィンタースポーツも楽しめる。湖畔でキャンプしたり、川岸の丸太小屋に滞在すれば、翌朝の素晴らしい景色を満喫することもできる。

  バイカル湖の歴史を物語る12枚の秘蔵写真はこちらでご覧ください。

3. サハ共和国

サハ共和国におけるトナカイ飼育者の祭。

 ロシア最大かつ人口密度がもっとも低いヤクート・サハ共和国は自分で行くことができる冒険の場所である。果てしなく続く手つかずの山々とツンドラはあまりに広大で、言葉で表現するにはあまりにも多様である。世界の荒野の15%がここヤクーチアにある。

 さらにヤクート・サハ共和国は冒険心を持って旅する場所であることを忘れずに。ヤクート人たちが住む地域では、シャーマニズムやトナカイのソリがごく普通に使われている。それはマイナス50℃の日常に必要不可欠なのである(ヤクーチアの40%が極圏に位置している)。

 そこでヤクーチアはスノーモービルやハスキー犬ゾリを試してみたい人、雪や氷に覆われた驚くべき景色(たとえばレナ川の柱群)、また木造のサマーハウスでバーニャに入ってリラックスしたいという人にも人気の場所となっている。いずれの場合も暖かい格好をすること。

 ヤクーツクと永久凍土帯についてはこちらからどうぞ。

4. 黄金の環

ポクロフスキー修道院、スーズダリ。

 黄金の環に含まれる8つの都市を訪れる短距離列車の旅(モスクワ北東に向かう)は、モスクワから日帰りで行ける人気の旅行である。それもそのはず、黄金の環には、ロシアの古都ロストフ・ヴェリーキー、2つの聖堂がユネスコの世界遺産に登録されているウラジーミル、そしてモスクワからそう遠くない場所の中ではおそらくもっと美しい、ロシア的静寂を保つ町スーズダリなどが含まれているからだ。

 しかし、たくさんの修道院や丸屋根が並ぶこの黄金の環の都市は、雪の季節になると、とりわけ荘厳な気持ちを感じさせてくれる。モスクワから行ける距離にありながら、都会の喧騒からは遠く離れたこの町は古きロシアを思い起こさせる本当の良さがある。

5. カレリア

 サンクトペテルブルクのすぐ北に位置するカレリア共和国は、トルストイの小説から冬に飛び出してきたような場所である。美しい森と60,000以上の湖を持つカレリアは、多くの犬ゾリが走るきわめて素朴な地域である。またカレリアは息をのむような木造建築でも有名である。キジー島の有名な教会はもちろん、夜に暖まることができる郊外の木造の小さな家も美しい。それらは「快適」という表現では存分に言い表すことができないものだ。

 さらに詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

6. コラ半島

 カレリアからさらに北上するとさらに不毛なコラ半島に行き当たる。南部の共和国とは比較できないまったく違った景色を持つ地域である。高い山々や果てしない森の代わりに苔に覆われたツンドラと岩石海岸を目にすることができる。真っ白な雪に覆われたとき、それらはのどかで、オーロラに生える美しい背景である。この美しさが本当かどうか確かめたいなら、犬ゾリを楽しみながら、オーロラを見るのがおすすめ。 

7. カムチャツカ

 ロシアで確実に美しい極東の地域、カムチャツカは火山や温泉、青々とした海岸、そして森で知られる。森は、厚い雪に覆われればそれ以上に美しいものがないと言っても過言ではない。しかし雪は極東の野生動物には影響がない。冬でもクマやキツネの姿を見ることはできる。

 カムチャツカに行くのは簡単ではないかもしれないが、世界でもっとも壮大な景色とユニークなスキー場を楽しむのにその努力をする価値はあるだろう。カムチャツカのサーフィン事情についてはこちらからどうぞ。

8. ソチ

クラスナヤ・ポリャナの一年中営業しているスキー・リゾート「ロザ・フートル」、2320メートルの高さでスノーボードをしている人。

 ウィンタースポーツが好きだが、過激なコンディションは要らないという人に、ソチは最適な旅行先である。一年中楽しめるリゾート地からすぐの場所に非常に高いレベルのスキー場やスノーボード場がある。(冬のオリンピックを招致するにはそれなりの理由があるのである)。さらに魅力的なのはソチの気温は冬でも暖かく、冬を通して平均気温は6~8℃あるという点だ。

 冬のソチについてインスピレーションを得たいならこちらをどうぞ。

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