春のシチー:ロシア風味噌汁ってどんな味?(レシピ)

ユリア・ムリノ
 ロシアのスイバのシチーと日本の味噌汁の間に、共通点はほとんどない。だからこそ、大きなシナジー効果を生む料理になるのである。

 スイバは早春になると真っ先に目にすることができる野菜の一つである。この「目にする」という言葉は、いいかげんな思い付きのものではない。スイバは4月になると林の周辺に現れるのである。この柔らかい新葉を子どもの頃によく祖母と一緒に摘みに行った。そして、祖母が使ってくれたスイバのシチーを今でも懐かしく思い出す。

 スイバを入手する確かな方法は、自分の庭で育てるか、農家に分けてもらうことだ。庭で作るスイバは葉が分厚く、しっかりしたものである。スープに使うにはこれが良いのだが、私は近くの野原で息子と摘んだものだ。新葉が手に入れば最高だ。

 スイバにはビタミンCが豊富で、ビタミンAも多く含まれるので、視力回復に効き、減量にも役立つ。春の野菜シチーに使われる他の植物としてはイラクサがある。これは、老化防止やストレスを減少させる働きがある。ビタミンやミネラルで免疫システムを強化したいのなら、是非このスープを試してみてほしい。

 伝統的なロシアのスイバシチーは、肉汁をベースにジャガイモ、ニンジン、タマネギを入れてつくる。スイバがスープに酸味を与えてくれるのである。その酸味を和らげるために、卵と濃厚なサワークリームを加えるのが伝統的な食べ方である。

 ここでは、少しひねりを加えたレシピを紹介することにする。なんでも好きなものを入れて良い(とされる)味噌汁からヒントを得たもので、ここでは、ワカメの代わりにスイバとイラクサを使い、椎茸と豆腐はそのまま残す。さらに栄養価を高めるためにヌードルを加える。それに味噌を足すことで日本風にする。これはヴィーガン料理なので、出汁は使わず、スープはただ野菜で取るので自然の風味にぴったりだ。2種のスープのゴージャスな融合はこれで完成だ。

材料:

スープ:

  • ニンジン 1/2本
  • タマネギ 1/2個
  • セロリ 1本
  • ニンニク 2片
  • ローリエ
  • 黒コショウ

その他の材料:

  • 水 1.5リットル
  • ヌードル 400g 
  • 絹豆腐(スープ用) 300g
  • 椎茸 150g
  • スイバ 100g
  • イラクサ 100g
  • 味噌 小さじ1
  • ネギ
  • ゴマ

作り方:

1. ニンジン、タマネギ、セロリ、ニンニク、黒コショウ、ローリエを1.5リットルの水に入れ、沸騰させてから5分煮込む。

2. 野菜を取り出す。

3. 椎茸を洗って、切り、スープに入れる。10分ほど煮立たせる。

4. 豆腐は1㌢角に切り、スープに加える。火を止める。

5. 味噌を加える。塊が残らないよう濾し器を使う。水に対する分量については、説明書をよく読み、お好みで塩を加えてもよい。

6. スイバとイラクサは洗って、適度な大きさに切る。イラクサには棘のような毛があり、触れると痛いので気をつけること。作業をするときには手袋をすると良い。お湯に入れると柔らかくなる。

7. スイバとイラクサと葉物野菜をスープに加える。

8. ヌードルは、パッケージに書かれている通りに調理し、茹で上がったら、それぞれのお皿に盛り付け、上から熱いスープをかける。

9. ネギとゴマを散らす。

10. どうぞ召し上がれ!

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