ロシアの戦争映画名作10選

Fedor Bondarchuk/Non-Stop Production, 2005
 これらの映画を制作したソビエト・ロシアの監督らは、スケールの点で全く妥協しなかった。世界で最も象徴的な戦争映画を作るため、何年にも及ぶ撮影の間、何千人ものエキストラが動員された。

1.アレクサンドル・ネフスキー(1938)

  世界の映画史に燦然と輝く名作、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の『アレクサンドル・ネフスキー』は、1242年の「氷上の戦い」におけるロシアの公アレクサンドル・ネフスキーの、ドイツのチュートン騎士団に対する歴史的な勝利を描いている。 1938年に撮影されたこの映画は13世紀の出来事を描いているが、より最近の歴史的事物も隠されている。観賞する際はナチスに注意してみよう!

2.戦争と平和(1967)

  レフ・トルストイの小説を基にしたこの4部構成の壮大な映画は、アウステルリッツ会戦やボロジノの戦いなど、ナポレオン戦争中の複数の戦いを描いている。 撮影には6年以上かかり、特別に結成された映画騎兵連隊を含め、ソ連軍から数万人の兵士が動員された。 『戦争と平和』は世界中で大成功を収め、1969年にアカデミー賞を受賞した。

3.トルコの捨て駒(2005)

  露土戦争(1877-1878)を舞台にしたこの映画は、ロシア軍に入り込んだオスマンのスパイを追放する任務を託された探偵エラスト・ファンドリンの活躍を描く。

4.将校(1971)

 この象徴的なソビエト映画は、40年以上にわたって様々な紛争を経験する2人の友人の生涯を描く。その中には、ロシア内戦やスペイン内戦、大祖国戦争、日中戦争が含まれている。 『将校』を見たことがきっかけで多くのソビエトの若者が軍に生涯を捧げることを決意したとも言われている。

5.ブレスト要塞(2010)

 このロシアとベラルーシの合作映画の舞台は、侵攻するドイツ軍を初めて迎え討つこととなったソ連軍の要塞だ。ソ連兵の悲劇や英雄的行為が描かれている。赤軍は、ナチスの侵攻を食い止めるという絶望的な誓いの下、ブレスト要塞を死守すべく全力を尽くして戦う。

6.祖国のために(1975)

 この戦争ドラマは、大祖国戦争において最も過酷な時期の一つである1942年夏に、戦力を消耗してスターリングラードへの撤退を強いられたソ連歩兵連隊の兵士らの生き様を見せる。

7.出撃するのは「爺さん」だけ(1973)

 1943年晩夏の東ウクライナ、ソビエト軍がドニエプル川を渡る準備をしている。また、ソ連空軍も空でドイツ空軍と対峙している。若いパイロットが毎日戦死し、もう一週間長く生きる者はすでに「爺さん」と見なされていた。

8.ここの夜明けは静か(1972)

 1942年カレリア、前線の裏で2つの対空小隊が全滅する。突然森の上空にドイツ軍の大規模なパラシュート部隊が現れ、対空砲手しか敵の進撃を防ぐことはできない。問題は、砲手が全員女性ということだ。

9.特別警戒区域にて(1977)

 この映画は、「北軍」と「南軍」という2つのグループに分かれて行われるソ連軍の大規模な軍事演習の様子を描き出している。南軍の司令官は、敵(北軍)の前線の裏に3つの偵察部隊を送り込むが、これが混沌を招くこととなる。この映画には『反撃』という続編があり、そこでは善玉のパラシュート部隊にソ連海軍が加勢する。

10.アフガン(2005)

  ソ連崩壊後のロシア映画の傑作の一つである『アフガン』は、アフガニスタン紛争を題材にしている。現実に反する部分もあるものの、この映画ではソ連がアフガニスタンから撤退する直前のソ連兵の日常が完璧に描き出されている。

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