ロシア最西端の地域であるカリーニングラード州は、バルト海に面したリゾートや、産出する琥珀で名高いが、中世のチュートン騎士団の城も有名だ。その多くは崩壊しているが、徐々に修復されつつある。騎士の甲冑や戦利品はヴァルダウ城（ニゾヴィエ地区）やシャーケン城（ネクラソヴォ地区）で見ることができる。チェルニャホフスク市では、インステルブルク城の残された城壁に沿った散策を楽しめる。
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ロシアで最も美しい街道と言って良いだろう。中国へ向かう、かつてのシルクロード上に位置する。ノヴォシビルスクから始まってアルタイを越え、モンゴル国境まで約１０００kmにわたって続いている。
道中は素晴らしい景色が待っている。山、川、湖、いずれも目を見張る美しさ。特にクライ草原のあたりは絶景だ。
イワノヴォ州にあるこの小さな町は、昔から芸術家に愛されてきた。その風景は、イサーク・レヴィタンの絵画にたびたび登場する。中でも特に多いのが、木の葉が鮮やかに黄金色と赤色に染まる秋の風景だ。
この町は、あたかも時が止まったかのようで、人々は商人の屋敷や古い教会の残る町を散策できる。
チュメニ州の鬱蒼とした森林に囲まれた、おとぎの国のような街がある。石畳の小路、癒しのカフェ、ネオゴシック様式の教会などが美しいトボリスクだ。
この街のシンボルは、シベリアで唯一現存する、白亜の石造りのクレムリン（城塞）である。このクレムリンは１７～１８世紀の建築で、内部にはシベリア最古の石造り教会である、１６８６年建立のソフィア生神女就寝大聖堂も残っている。また、官庁舎と交易所とともに、かつてウグリチの大聖堂の鐘の「流刑地」となっていた鐘楼もある。この鐘は１５９１年、ドミトリー皇子の死を告げたために、シベリアに３００年の流刑という罰を課せられたのである。
青々とした湖、大理石のような峡谷、巨石が目立つ山林。カレリアのこうした風景はインパクト抜群。他にも、平野部の滝としては欧州で２番目に大きいキバチの滝も見どころ。一見すると崖と森林に見える、活動を停止している古火山ギルヴァスもある。
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湾にまたがる雄大な橋の風景の連想から、ウラジオストクは「ロシアのサンフランシスコ」と呼ばれることもある。中でも、ゾロトイ（ゴールデン）橋とルースキー橋は最も有名だ。
もう１つのランドマークは、ロシア最古級の灯台、「トカレフスカヤ・コーシカ（トカレフスキー砂州）」である。灯台は、細い堤防の先にある盛り土された島の上に建っている。
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コーカサスのこの地域の保養地は、薬効ある鉱泉や山岳公園、そして南方風の風情とコーカサス料理が名物の癒しの旧市街で知られている。
キスロヴォツク、エセントゥキ、ジェレズノヴォツク、ピャチゴルスクといった街は、いずれもコーカサスの鉱泉の重要な産地で、それぞれに特徴がある。エセントゥキには、トレーニングジムの祖先とも言うべき革命前の施設が残っており、そこでは「機器セラピー」が行われていた。ジェレズノヴォツクは、噴水を備えた長さ８６０㍍のカスケード階段が有名。キスロヴォツクは、歩行療法のための様々な難易度の小路や専用遊歩道が数多く整備されている。ピャチゴルスクは、ツヴェトニク公園と、カルスト湖であるプロヴァル湖が有名だ。
レース編みやバター、そして木彫りの窓枠で名高いヴォログダは、ロシア北部の精神的な都ともされる。ヴォログダはモスクワと同時期の成立とされ、有力な商業都市として発展し、様々な民芸が発達した。
市の中心部は１６世紀中期のクレムリン（城塞）で、内部にはソフィア大聖堂と、主教官邸がある。中央博物館はもちろん、レース編みがメインの展示だ。
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海がお好きなら、１０月までは黒海での海水浴が間に合う。もちろん、クラスノダール地方は他にも楽しいアクティビティが豊富だ。
アナパ近郊では、古代都市ゴルギッピア（紀元前５世紀）の遺跡を訪れるのも良いだろう。タマン半島の見どころの１つは、コサック村の観光施設「アタマン」だ。
ダゲスタン共和国のデルベントは、ロシア最南端の街にして、最古級の街でもある。その成立は紀元前６世紀。多くの遺物が残されている。
例えばロシア最古の城塞、６世紀に建設されたナルィン・カラ砦。ジュマ・モスクは７３４年の建立で、ロシアを含む旧ソ連圏で最古のモスクである。
デルベントは秋になると暑さもやわらぐが、それでもまだ、カスピ海では海水浴を楽しめる。
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