上月豊久大使=
ロシア産業貿易省撮影もっと読む:「善隣関係は露日双方に重要」
安倍首相とプーチン大統領は、すでに12回会談しており、両国首脳間の良好な個人的関係は、両国関係の基礎となっている。安倍首相は、さまざまな国際問題の解決への建設的参加をロシアに呼びかけるためには、プーチン大統領との対話が不可欠である、と述べた。
こうした見地から、安倍首相は、プーチン氏の訪日に先立つ然るべき時にロシアを非公式に訪問する予定である。こうした予定は、1月22日の電話会談の際に両国の首脳によって確認された。安倍首相の訪露の具体的詳細は、調整段階にあり、私は、両国の首脳が二国間関係や国際問題に関する実り多い議論を交わせるよう最大限努力する所存である。
テロリズムといった国際社会の問題やシリア問題を含む中東の問題の解決へのロシアの建設的参加を確保することは、重要である。これに関連して、日露間でも意見交換が行われている。日本は、シリア情勢を注視しており、状況改善のためにロシアその他の国際社会のメンバーらとの緊密な協力を継続する意向である。
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両国の首脳は、2013年4月のモスクワでの会談で、2+2協議の開始に関する合意に至った。協議の第一ラウンドは、同年11月に行われた。その協議は、極めて充実したものであった。アジア太平洋地域における平和と安定のためには、安全保障分野での日露間の対話の促進が重要である。2+2協議の次のラウンドに関しては、今のところ未定であるが、私は、今後の政治対話の枠内で、安全保障分野での両国の協力の形態について話し合われ、おそらく、そうしたフォーマットでの協議再開の可能性に関する問題にも触れられる、と考えている。
*記事全文(露語)
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