「サハリン州にとって、これは大変重要な決定。コルサコフ市の港発展の構想には、新たなフェリーターミナルの建設、岸壁の300メートル延長、しゅんせつ工事がある。また、漁業集積も創設され、物流ターミナル、冷却設備、加工設備、競り市、船舶修理工場がそこに加わる。プロジェクト全般の設計・見積書類が作成されており、来年にも建設が始まる」とのサハリン州のオレグ・コジェミャコ知事の言葉も伝えている。
自由貿易圏制度によって、港の領域内で加工処理される製品を関税なしで輸出入できるようになる。生産立ち上げの際に導入される設備の価格をさげる特恵制度もある。さらに、外国人のビザ取得手順も簡易化される。
「特恵制度は投資家にとってかなり魅力的。これをウラジオストク自由港の実績が示した。コルサコフの漁業集積の創設案には、日本と韓国の投資家も興味を示している」とコジェミャコ知事。ロシア連邦下院(国家会議)の改正案は第三読会まで通過しており、まもなく、上院(連邦会議)で審議される。
*記事全文(露語)
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