ハバロフスク地方のヴャチェスラフ・シュポルト知事=
ヴィターリ・アンコフ撮影/ロシア通信とても実りの多い訪問でした。トルトフネフ副首相がいたこともあり、日本の高官、官房長官および官房副長官などと会談することができました。つまり、日本政府の意向を最も高いレベルで確認することができたのです。ロシアでも、日本でも、実績のある企業というのは、政府からどんなメッセージが発せられるかに常に注目しています。今日、すべてが前向きに進んでいるので、ここでの仕事に満足しています。また、多くのことを知ることができました。例えば、「日本国際協力銀行(JBIC)」の活動についてです。JBICには新たな機能があらわれ、リスクのあるプロジェクトにも関われるよう、可能性が拡大されました。これはハバロフスク地方にとってとても重要です。当地方では大きなプロジェクトの投資に、JBICを含め、参加を呼びかけることを計画しているためです。
ハバロフスク地方には、第一に外国からの投資にとっての条件、第二に外国からの投資の保護および安全の条件、第三に日本を含む外国投資家に快適な条件と、好条件が整備されているため、また日本は最も近い隣人であるためです。我々はただ「隣人」と呼ぶのではなく、すでに「我々のパートナー」と呼んでいます。我々は今日、ハバロフスク地方に最大限に快適な条件をつくりながら、関係を深めようとしています。
経験から言うと、一番の難点は今日、こちらの一部機関の鈍重さだと言えます。最初の共同プロジェクトでこれを経験しました。ですが、すべて解決可能な問題です。パートナーに対する尊敬および決断の速さが重要という、良い企業に恵まれました。この企業には明瞭性、責任感があります。ロシア側にはこれが時に不足しています。今日、互いに学びあっており、共同プロジェクトを時間通りに行うことができました。これは日本のパートナーが要求にうるさく、時間に厳しく、期限と規律へのこだわりが強かったおかげです。
我々が会ってきた日本企業は今日、極東の投資プロジェクトへの参加案を検討しています。多くの案にもとづいて、具体的なプロジェクトを選びました。これはとても重要なことです。もう一つの重要なことといえば、すでに一部成果をあげられることです。ハバロフスクでは「日揮」が活動しており、一プロジェクトをすでに完了させ、今後も一緒に活動していく予定です。日揮は「先行発展領域(TOR)」への参入手続きをすべて経験し、ハバロフスク地方のTORがどのように機能するのかを身をもって体験しました。そのため、このプロジェクトを今後どのように続けていくか、医療分野のプロジェクトにどう取り組んでいくかについて協議、合意しました。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。