サンクトペテルブルクの「ガスプロム・アリーナ」では7試合が行われる。公式日程は下記の通りだ。
良いニュースがある。ロシアは外国から来るファンがビザなしに複数回出入国できるようにした。入国に必要なのは下記の書類だ。
2020年10月1日以前にファンIDを申請したファンは、ファンIDを更新しなければならない。そのためには、再度ファンIDの公式ウェブサイトでオンライン申請する必要がある。申請には下記の書類が必要だ。
外務省のウェブサイトによると、ファンの入国は現地時間2021年5月29日0時0分から2021年7月2日23時59分まで有効。ロシアからの出国は2021年7月12日23時59分まで可能だ。
残念ながら、外国から来るファンのために特別にサンクトペテルブルクやモスクワへの直行便が飛ぶことはない。ファンは各自で航空会社のウェブサイトを調べ、適切な便を選ばなければならない。
この記事が掲載された時点でロシアとの旅客便を運航しているヨーロッパの国々は下記の通り。
2021年6月2日からロシアはイギリスとの定期旅客便の運航を再開した。2021年6月10日からはオーストリア、ハンガリー、ルクセンブルク、クロアチア、アルバニアとの定期旅客便の運航が再開する。
これらの便の大半はモスクワ行きだ。モスクワからサンクトペテルブルクへは列車(ロシア鉄道のウェブサイトで予めチケットを買っておいた方が良い)か飛行機(正確な運航表はこちら)で行くことができる。レンタカーを借りることもできる。
ファンは観戦チケットとファンIDのラミネート加工されたカードでスタジアムに入る。
したがって、ロシアに入国したら、電子版のファンIDをカードと交換しなければならない。モスクワかサンクトペテルブルクの下記の住所で受け取ることができる。
モスクワ:
サンクトペテルブルク
ファンIDのカードを持っていれば、試合の開催期間中はサンクトペテルブルクの公共交通機関を無料で利用できる。市内の地下鉄全線、サンクトペテルブルク市とレニングラード州の全路線、19系統と48系統の路面電車の路線が無料で利用可能だ。
交通機関を無料で利用するには、ファンIDか観戦チケット、あるいは試合前日から携帯電話アプリEURO-2020に表示されるファン専用の交通カードを提示すれば良い(アプリはGoogle PlayとAppStoreでダウンロードできる)。
試合を観戦できるのはスタジアムの収容人数の約半数、30500人だ。
混雑と行列を避けるため、ファン一人ひとりに30分の入場可能時間が割り当てられる。入場可能時間も試合前日にアプリに表示される。
ファンはマスクを着用していなければ入場できず、入口で全員検温される。スタジアムの至る所に消毒液が設置される。食品や飲料の持ち込みは禁止で、現地で買わなければならない。主催者側は感染予防として、ファン同士の挨拶やハグを避け、ハーフタイムは自分の席に留まるよう勧告している。
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