金は最近の流行である。ロシア・イタリア合弁のラグジュアリー・ガジェット・ブランド「Caviar」は新しいAirPods Proを一目見て、スマホとアクセサリーを18金でカスタムすることにした。
そこで生まれたのが18金でコーティングされたイヤホン本体と充電ケース。「Caviar」社は、このような小さなアクセサリーに重さを持たせることは、プラスにしかならないとしており、その理由について、「なぜなら本物の宝飾品は、装飾の高価さを強調するある程度の重さを持つものだからだ」と説明している。
限定1個で販売されたイヤホンのお値段は429万ルーブル(=およそ760万円)。これを読んで買いたくなったというあなた。残念ながらもう売り切れとなっている。
もう少し控えめなものとしてオススメできるのはApple社から出ているスネークレザーまたはクロコダイルレザーが張られたイヤホンである。カラーはホワイト、インディゴ、グリーン、キャラメルピンクがある。
このモデルのお値段は、本体のカラーや材質により7万4千ルーブル(=およそ13万円)から9万9千ルーブル(=およそ17万円)となっている。
9台限定で作られたこの電話の本体にはスティーヴ・ジョブスのサインが彫られ、本体背面はiPhoneの初代モデルに似せて作られている。そしてかじったリンゴのマークにスティーヴ・ジョブスが着用していた伝説的なタートルネックの一部が埋め込まれている。マークそのものはブラックチタン製。
「Caviar」社はどこでジョブス氏の衣服を調達したのかについては明らかにしておらず、また今のところ値段も発表されていない。
「Caviar」社はジョージ・マーティンの代わりに待望の続編「冬の狂風」を書き上げたりはしなかったが、その代わりに表紙を折りたたみスマホの本体にフィーチャーした。
本体にはウェスタロスの王家の紋章と7つの領地の地図、金で覆われたドラゴンが描かれている。スマホも王家らしい金額で、64万9千ルーブル(=およそ120万円)となっている。
もう一つのロシアのカスタムガジェット企業「MoonDesign」はロシアの紋章入りの特別コレクションをリリースした。デザイナーらは、イタリア製アリゲーターレザーの装飾と純金で作られたロシア連邦の紋章は愛国心に訴えかけるはずだと指摘している。
追加料金を支払えば、本体にイニシャルを刻印してもらうことができ、スマホ本体はデラックス仕様の木箱に入って手元に届く。お値段は9万9千ルーブル(=およそ16万円)から17万5千ルーブル(=およそ30万円)となっている。
2015年にロシアの有名なデザイナー、デニス・シマチョフとデザイン・スタジオ「Feld&Volk」が伝統的な工芸品ホフロマ塗りの絵柄を施したiPhone6コレクションをリリースした。デザイナーらは「大胆な趣味と日常品への一風変わった眼差しを控えめに強調するものだ」としている。本体はアルミニウムでできており、背面のパネルはサファイアガラスに金のプリントが施されている。嬉しいことに優しく光る「リンゴ」は電池の減りに影響しない。
お値段は15万9千ルーブル(およそ27万円)。オンラインショップでは、同じプリント柄のiPhone6sが販売されており、そちらは12万9,900ルーブル(=およそ22万円)となっている。ショップ側は、なぜ新しいモデルの方が値段が安いのかについては言明していない。
最近のスマホよりも押しボタン式の電話を好み、また人と同じものを持つのはつまらないという人のために、「Gresso」社が作ったのが特別限定販売の「ロシア正教」コレクション。988台限定で作られているが、この数字はルーシが洗礼を受けた年である。
こちらのスマホは、本体は教会の丸屋根にも使われているのと同じ金箔でコーティングされている。背面には十字架が描かれ、「救い給え、守り給え」の文字が記されている。
別オーダーで、ボタンにダイアモンドを埋め込むことができるが、この場合、お値段は150万ルーブル(およそ260万円)となる。普通のバージョンは45万ルーブル(およそ78万円)。
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