「ヒートオーバー!」
Kinopoisk.ru「太陽に灼かれて」=Kinopoisk.ru
アメリカの映像ストリーミング配信事業会社「ネットフリックス」(Netflix)は、日本でも2年前からサービスを始めた。これにより、ロシアの映画とアニメを字幕付きで見ることができる。戦争映画、歴史映画はとくにレパートリーが豊富だ。
例えば、すでに古典となった、ニキータ・ミハルコフ監督の、スターリン時代の粛清を描いた「太陽に灼かれて」、その続編で、第二次世界大戦を舞台に展開する「戦火のナージャ」。
またカレン・シャフナザーロフ監督の「ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火」。これは、その名の通り、第二次世界大戦中のドイツの極秘戦車に関する話だ。映画「提督」は、内戦における白軍指導者、アレクサンドル・コルチャークの生涯を描いた。
さらにホラーでは、19世紀の作家、ニコライ・ゴーゴリの「ヴィイ」に基づく同名の映画。アニメでは、「雪の女王 新たなる旅立ち」、「プロペラから」など。
「ノスタルジア」= Kinopoisk.ru
Amazonビデオのソ連・ロシア作品のコレクションは、最大のものの一つだ。
アンドレイ・タルコフスキーの名作「ノスタルジア」、幻想的なおとぎ話「歪んだ鏡の女王」、日ソ合作映画「デルス・ウザーラ」(黒澤明監督)、日露合作「おろしや国酔夢譚」(佐藤純彌監督)。これは、大黒屋光太夫の『北槎聞略』などに基づき、日露関係の黎明を描く。Amazonビデオは、現代ロシア映画も豊富なラインナップで、映画祭出品作も、エンターテイメント性の強い作品もそろっている。
北極圏の架空の島を舞台としたスリラー「私はいかにこの夏を過ごしたか」、二人の少女の自分探しの物語「真夏の素肌」、2014年の東京国際映画祭でWOWOW賞と最優秀芸術貢献賞を受賞した「草原の実験」、作曲家セルゲイ・ラフマニノフを描いた「ラフマニノフ ある愛の調べ」、戦争映画「ロシアン・スナイパー」(これは実在の女性スナイパー、リュドミラ・パヴリチェンコの運命を描いたもの)。
それから、最近のホラー、「シャドウ・チェイサー」も挙げておこう。中古車を買ったカップルが、怪奇現象に巻き込まれていく。
あと、ニコライ・レベジェフ監督、ニキータ・ミハルコフ製作の映画「フライト・クルー 大地と戦え(Ekipazh)」。今年、日本で劇場公開されたが、もしまだご覧になっていなければ、こちらでどうぞ。
以上の映画のほとんどは、字幕がついているか吹き替えられている。
「ヒートオーバー!」=Kinopoisk.ru
3月末からオンラインシアター「Digital Screen」で、現代ロシア映画を字幕付きで見られるようになった。ラインナップは主に若者向けのコメディーで、「カクテルナイトフィーバー ~シェイカーより愛をこめて~」、「ヒートオーバー!」、「1週間で理想の花ムコを見つける方法」など。
ロシア文学が好きな人は、例えば、ドストエフスキーの「罪と罰」による同名の連ドラも。現代ものが好きなら、趣味にもよるが、アンドレイ・ズヴャギンツェフ監督描く家庭のドラマ「ヴェラの祈り」。ズヴャギンツェフは近年、最も数多くの受賞に輝いている、ロシアの監督の一人だ。また、ワレリア・ガイ・ゲルマニカ監督による、女性教師とアンダーグラウンド画家のメロドラマ「イエス アンド イエス」。
「太陽の下で -真実の北朝鮮-」=Kinopoisk.ru
このサイトで、話題を呼んでいるドキュメンタリー映画「太陽の下で -真実の北朝鮮-」(ヴィタリー・マンスキー監督)を字幕付きで見られる。これは、北朝鮮・ピョンヤンに住む、8歳の小学女子、ジン・ミちゃんの生活を追ったもの。アンドレイ・ズヴャギンツェフの「裁かれるは善人のみ」もある。
このほか、ソ連の潜水艦乗組員が主人公の戦争映画「神の後の最初の人」、幼い男の子、コーリャが南極探検隊員の父にはるばる会いに行く「クリスマスを訪ねて」なども。
「作戦コード<ウィー>とシューリクのその他の冒険」=Kinopoisk.ru
もしあなたが英語をご存知なら、ソ連の名作映画を無料で字幕付きで鑑賞できる。「カーニバルの夜」、「モスクワは涙を信じない」、「砂漠の白い太陽」、「作戦コード<ウィー>とシューリクのその他の冒険」など多数。
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