イギリスのバンドのダンスナンバーに突然出てくるロシア語のフレーズ。ヴォーカルの女性が訛りのあるロシア語で歌う。「わたしが作戦の指揮官であるということを、あなたにもう一度、念を押す義務はない。あなたはいつでもわたしの命令に従わなければならない。そうでなければ、あなたはすぐさま消されてしまう」。
この曲では、ロシア語のフレーズは冒頭に出てくる。「報告書では核兵器の進化と軍拡に関する社会心理学的問題が検討されている」と。そのあとにサイレン音が響き、このフレーズは曲が終わるまで繰り返される。
マイケル・ジャクソンは、1993年にモスクワのホテルの一室でこの曲を書きあげた。のちに自身が何度も語っているように、このとき彼はとてもつらく、とても孤独だったという。曲はこんなフレーズで終わる。「西側の敵よ、君はなぜ我々のところに来たんだ。告白してくれ。我々が達成した偉大なもの、労働者の偉大な偉業を盗みに来たのか。君は西側の豊かさで人民を買収しようとしたのだ」。
多くの女性のハートを奪ったイタリアの有名な歌手はこの歌の中で、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語の4カ国語で愛を告白している。ロシア語の部分を彼はこんな風に歌っている。「わたしは君を愛している。君なしでは生きられない」。
ドイツのバンド、ラムシュタインはロシアで何度も公演を行ったことで知られるが、彼らの歌の中にはロシアの首都を歌ったものがある。この曲ではロシア語が1行おきに出てきて、コーラス部分は女性ヴォーカルがロシア語で歌う。「1、2、3、見てごらん。ピオネールが歩いている。レーニンの歌を歌っている」。
最初の宇宙飛行犬の厳しい運命について歌われた曲の中にはこのようなラジオのメッセージが使われている。「お知らせします。20,000キロヘルツから20,012キロヘルツまでの周波数のすべてのラジオ局に伝えます。あなた方は宇宙船“ヴォストーク5”のシグナル受信を妨害しています。この周波数帯域での放送を中止してください」。
この曲のクリップの冒頭では交通警察の会話のフレーズが聞こえてくる。「非常に遅い速度だ」と。
ロシアを列車で旅することを夢見ない外国人などいるだろうか?U.D.O.のヴォーカル、ウド・ダークシュナイダーは列車の旅には何が待ち受けているかを歌う。そのクリップは、旅人とともにウォトカとオリヴィエサラダとアコーディオンを楽しむという安上がりなものに仕上がっている。「ロシアの列車は走る、走る。ロシアの列車は100グラムのウォトカを飲んで、また進む」。
「グラスノスチを望んでいる?ペレストロイカを望んでいる?」というフレーズで始まる、ドイツの2人組が歌うこの歌は1980年代にディスコで大きな人気を博した。歌の最初から最後まで、「グラスノスチ」、「ペレストロイカ」、「コカコーラ」、「ダンスする」と言うロシア語が繰り返される。
「I got the power!」というこの歌、おそらく聴いたことがあるだろう。しかしこの歌がどんなフレーズで始まるか覚えているだろうか?アメリカの会社「Transceptor Technology」がコンピューター「パーソナル・スプートニク」の生産を開始した。1990年代からの謎の挨拶である。
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