知っておくべき10個のロシアの民族楽器

Legion Media
 丸い共鳴板のバラライカを見たことがあるだろうか。リストにあるのはそれぞれ一風変わったものばかりだ。

1. バラライカ

 この楽器は、おそらく、「話す」、「音を発する」という言葉に由来している。演奏者はバラライカを奏で、民俗的な歌の歌詞を「音に出す」。之を演奏することは農民の間でかなり人気のある楽しみだった。1889年にパリで開催された万国博覧会で、ロシアは農業と科学での成果だけでなく、ロシアの民族楽器のコンサートも開催した。これが、バラライカが世界的に有名なロシアの楽器になった理由だ。この楽器はロシアの最も有名なシンボルのひとつだ。

 Neuromonk Feofanによるこのミュージックビデオで、バラライカがどれだけかっこよくに見えるかを確認してください。

 

2. ドムラ

 この伝統的なロシアの楽器は、バラライカのバブシュカ(おばあちゃん)だ。この楽器はモンゴルの引き弦楽器から進化したもので、タタールのくびきの後にスラブの地に現れた。 ドムラとバラライカの違いは、バラライカは三角形で、指で演奏するのに対して、ドムラは半円形で、ピックを用いる点だ。

 ドムラとバラライカは、ロシアのフォークオーケストラの基本だ。両方とも様々な大きさがあり(プリマ、ピッコロ、アルト、バス、コントラバス)、鮮明で深みのある音を奏でる。

 

3. グスリ      

 グスリを聞くと、森の中を白樺の木沿いに歩いていると鳥のさえずりが聞こえてくるような気がしてくる。

 この古代の楽器は9世紀から存在している。5、60本の弦があり、演奏者であるグスリャルは、そのグスリのサイズに応じて、指とピックの両方を使用する。

 実は、おとぎ話を語る際の伴奏としてよく使われていた(グスリは「ハミング」や「ざわめき」を意味する)。現在では、モスクワ地下鉄でグスリ演奏者に出くわすこともできる!

 

4. アコーディオン

 ロシアでは、英語にすると「アコーディオン」を意味する数種類の楽器がある。ガルモン、バヤン、とアコルディオンだ。様々な説があるが、18世紀後半または19世紀初頭にロシアにもたらされたと言われている。起源の場所も明らかになっていない。ヨーロッパから来たという説、中国から来たという説やロシアで発明されたと主張する人もいる。いずれにせよ、ロシア人はこの楽器を好み、民族的な曲を歌ったり、愛を語るのにこの楽器を用いた。

 ガルモンはこの中で最もコンパクトで、最も学びやすいものだ。男性がガルモンを演奏した場合、簡単に女性の中で人気になることができる!

 バヤンはより大きく、出せる音が多くとより深い音を奏でる。

 アコルディオンの左側には、ボタンの代わりにピアノのようなキーがある。これらの楽器はロシアで依然として人気がある。

5. スヴィストゥリカ    

 この最もシンプルで最も小さい楽器は、鳥のさえずりをまねている(そして、グスリと素晴らしいコンビネーションを発揮する)。セラミック製(通常は鳥の形)で作られており、1〜4個の穴がある。それらのいくつかを指で閉じて同時に息を吹くと、様々な音を出すことができる。

6. ブーベン

 このような楽器は多くのロシア人の間に普及しており、音楽だけでなく、様々な儀式(少なくとも、アルタイとネネツのシャーマンに)でも使用されている。 スラブ人は、木製のフレームに革が張られ、数十個の小さな鐘がついた楽器をブーベンという名前を付けた。

 ロシアでは、「ブーベン」は「顔」の口語的な同義語で、主にゴプニク(ロシアのヤンキー)が使用する。「ブーベンに与える」(「дать
в бубен」)は「(誰かの)顔を殴る」という意味だ。

7. ローシュキ(スプーン)

 これは夕食でも使う非常に便利な楽器だ。ローシュキを演奏するのはとても簡単なので、この楽器だけで演奏する子供たちの演奏団はたくさん存在する。この演奏団は「ロシュカリ」と呼ばれている。

 実際、彼らは木製のスプーンだけを使って演奏をしている。演奏者は2〜5本のスプーンを同時に演奏できる。そして、音は木の種類とスプーンのサイズよって異なる。

8. トレスショトカ

 これは音を出す古代スラブ時代からの方法だ!この楽器は、何枚かのオークの「板」をロープで結び付けて構成されており、乾燥した森の枝を踏むような音を出す。民族バンドでは、トレスショトカはチャストゥシカと呼ばれる滑稽な民族歌を歌うために使用されている。

 

9. ドゥドカ

 これは様々な種類の木材から作られ、多くの穴があるフルートのようなロシアの民族楽器で、多くの種類がある。その中には、ヤナギでできたスヴィレル(「ホイッスル」に由来)、カエデでできたプィジャトカ(「プィジュ」は「そで」を意味する)、カバノキでできたジャレイカ(おそらく「哀れみ」に由来する)、ネズでできたロジョク(「角」を意味する)などがある。これらは全てロシア語で「ドゥドカ」と呼ばれ、音楽だけでなく牧草地、狩猟、および儀式の際にも使用される。

10. ドゥロヴァ            

 スラブの木琴を見てみよう!この楽器の構造は非常に単純だ。木材(白樺またはカエデが最適とされている)を、棒で叩く。全ての木には溝があり、その溝が深いほど、音は高くなる。

ロシア・ビヨンドのFacebookのページで おもしろいストーリーとビデオをもっと見よう。
もっと読む:

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる