日本最大のロシア正教会で90年ぶりに鐘の交換

イリーナ・チェゴダエワ撮影
ニコライ堂のための新しい鐘はロシア、ヤロスラヴリ州で鋳造された。

 鐘の交換セレモニーは木曜日に、東京神田にある日本で最大の正教会である東京復活大聖堂で執り行われた。

 タス通信に対し、ゲラシム掌院(修道誓願前の姓はシェフツォフ)は「鐘はヤロスラヴリ州のトゥターエフ市で、職人ニコライ・シュヴァロフによって鋳造された。鐘がほぼ100年ぶりに初めて交換されるというのは我々にとって非常に意味がある」と述べた。また掌院は、これにより東京では澄んだ鐘の音が響くことになるとし、「鐘はそれほど大きくないが、その響きはまさに音の説教である」と述べた。

 タス通信によれば、現在、鐘楼には6つの鐘があり、そのうちの大きな1つは1884年に鋳造された。この鐘は1928年に函館にある正教会から東京に移送された。その他の5つはポーランドから運ばれたもので、今回そのうちの3つが交換される。鐘楼にはこれ以外に大型の鐘1つ、中型の鐘1つを含む11個の鐘が新たに設置されるという。

1928年に函館にある正教会から東京に移送された鐘。

 東京復活大聖堂は1881年から活動している。大聖堂は、日本に正教を伝道した亜使徒聖ニコライ(修道誓願前の姓はカサートキン)にちなみ、ニコライ堂の名で知られる。最初の建物は1923年の関東大震災で被害を受けた。鐘楼が教会の屋根に落下し、再建しなければならなかったが、聖堂自体は倒壊しなかった。

東京復活大聖堂

 聖堂は日本の自治教会であるにもかかわらず、あらゆる重要な問題はロシア側の参加の下で解決されていることは興味深い。

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