オルリノエ・グネズド(鷲の巣展望台)からこの素晴らしい建築物が見渡せる。オルリノエ・グネズドはウラジオストクの歴史地区でもっとも高い場所にある。展望台へは徒歩またはロープウェイで行くことができる。行くときにはカメラを忘れずに。美しい景色を背景にして、自撮りをしないなんてありえない。
ウラジオストクの創建者が初めてこの地にやってきたとき(19世紀半ば)、その景観がロシア人に馴染みのあるイスタンブールの金角湾を思わせたことから、同じ金角湾と名付けることにした。艦船(中には現役の軍用艦もある)や帆船、ヨットを見るには水際から見るのが一番である。そこからはゾロトイ・モストを間近に見ることもできる。
この灯台はウラジオストクの代表的な景色と言えるものだが、ロシア最古の灯台の一つである。灯台は、細い堤防へと続く人工島の上に立っていて、浸水することが度々ある。しかしインスタグラムのユーザーたちはそれに怯むことなく、最高の写真を撮ろうと、風と水の中を灯台に向かう。太平洋への出口であるこのシンボリックな場所は地元の人々にも愛されている。
ウラジオストクの山はそれほど大きくなく、ほとんどが丘である。とはいえ、それほど高さがないにも関わらず、そこを登るのは困難である。しかしクレストヴァヤ山からは金角湾、ゾロトイ・モスト、そして街全体の驚くべき景色を堪能することができる。
東ボスポラス海峡の始まりを示す灯台。高い岩の上に立っており、近くの岩から細い吊り橋で繋がっている。海水の部分は珊瑚礁に囲まれており、非常に魅力的で美しい景色である。
息をのむような壮大なもう一つの橋。世界最長のケーブル支え橋とされる。開通したのは2012年と比較的最近で、大陸部とルースキー島を繋いでいる。夜になると、ロシア国旗の3色にライトアップされる。ちなみにこの橋は2,000ルーブル紙幣に描かれている。(ロシアの紙幣に使われている図柄についてはこちらの記事をどうぞ)。
ルースキー島のはずれにあるこの湾は、まさに「静けさ」と名付けるべき場所である。海、手つかずの大自然、そして溢れんばかりの緑。ここには、ウラジーミル・プーチン大統領も食事をしたという小さなレストランがある。
イェフゲニー諸島の一部であるちょっと面白い形の無人島で、ルースキー島およびウラジオストク南方のいくつかの島から成る。いずれの島も美しい自然と多種多様な植物を誇っている。ウーシ島は水面から2つの岩が飛び出した形をしていて、その間を吊り橋が架かっている。
ウラジオストクは軍港である。そこで曲がりくねった海岸線沿いには、現在はもう使われていない数十の砲台が残っている。中でも最大のものの一つが、ルースキー島にあるヴォロシーロフ砲台だが、ルースキー橋の両端にあるノヴォシリツェフ砲台、ナジモフ砲台からは美しい景色を望むことができる。
写真を見ると、数千もの色とりどりのガラスの石が散らばっていて、まるで魔法の場所のように見えるが、実際にそんな場所である。ただしこのビーチがどのようにして生まれたのかという経緯を知ると、それはあまりロマンティックなものではない。実は、長年ここには廃棄物処理場が置かれていたのだが、ゴミが撤去されたあと、ガラス瓶や陶器のかけら数百万個がここに残された。それらのかけらが海水によって滑らかに磨かれ、ここを名所にしたのである。地元の人々は、観光客がこのガラスをお土産に持ち帰ってしまい、ビーチにガラスが無くなってしまうのではないかと心配している。
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