2005年にアドレル市とクラースナヤ・ポリャーナの住民地点の間に、新しいアフツートンネルが開通するまでは、人々はこの危険な古い山道を使わざるを得なかった。19世紀に作られたこの道は、20世紀の間ずっと盛んに利用されていた。
ここは、ジグザグの道とがけ崩れが絶えない場所だ。この道路の最も危険な場所のひとつは、「神様、どうか無事にいきますように!」というような場所として広く知られていたのだ。道には、事故の犠牲者の記念碑がたくさんあり、また、ロシアの国内戦(1917〜1922年)の間には、多くの赤軍兵らが、ここで白軍により殺されている。
今日では、この道路は通行止めになっており、出入口は警備されているが、エクストリームライダーやスリルを求める人たちが今でもここにやってくる。
ロシア極東の主要道路のひとつ、全長2,032kmのコルィマ連邦道路は、マガダンとヤクーツク両市を結んでいる。道路工事の作業員らが十分な状態に保つよう努めてはいるが、コルィマはまだまだ危険がいっぱいだ。無数の尖った石がタイヤを切り裂くし、走行している車からの粉塵は、視界をほとんどゼロにしてしまう。
この道路は河川の氾濫で浸水してしまうこともあり、その際には完全に交通が麻痺する。冬期は、気温がマイナス60度まで下がる。そのため、誰もいないR504道路で車が故障し、一人で立ち往生することになれば、周りに住む野生動物の餌食になることは必至だ。
東シベリアとロシア極東の3,819kmの鉄道ラインを自動バックアップは、鉄道に平行して走っている。これは泥や砂利の道で、沼地や川で二つに分岐することもある。しかし、大きめの川には橋が架かっている。
その中で最もよく知られているのがヴィティム川の橋だ。長さ560㍍で、柵は全くない。常に梁が揺れているこの狭い橋を渡るトラックは、高さ15メートルから今にも川に落ちるのではないかという危険にさらされる。
ヴィティム橋は正式に開通したものではないが、何年も使用されている。
ダゲスタン共和国に位置するこの山道は、アフツーとフノヴの両村を結んでいる。運転手たちによれば、絶え間なく岩が落ちてくるこの「死の道」を通らざるを得ないことがときどきあるのだそうだ。
この道路は、雨の後は非常に滑りやすくなって特に危険だ。車が、狭いヘアピンカーブの道幅を超える可能性が大幅に増すからだ。
クリミア南部のアイ・ペトリ山へ行く道は、ヤルタ・バフチサライ道路の一部で、その最も危険な場所だ。ヤルタから高原地まで23㌖のルートには、なんと280ものカーブがある。
この道路は冬期の数カ月間、スタットレスやスノーチェーンを装着したオフロードカーを除く、あらゆる種類の交通機関が通行禁止となることもよくある。
アイ・ペトリ道路を運転するには、高い集中力が必要だ。ここは、間違いなく、ビギナーや眠気を催すドライバー向けではない。
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