2018年W杯サッカー試合開催地であるサマーラに24時間か48時間しか滞在しない人がするべきこと。

アナル・モヴスモフ
 ヴォルガ河沿いの主要拠点であるこの都市を最大限楽しむには?

 モスクワから1,000キロ離れた、ヴォルガ河の南部に位置するサマーラは、旅行者およびW杯サッカーのファンが来るのを待ちわびている。素晴らしいヴォルガ河の眺めとおいしい料理は、いつ訪れたとしても、間違いなく訪問客を驚かせる。さあ、では旅を始めよう。

 

1日目

目抜き通りを歩く

 レニングラーツカヤ通りを散策することから、この街と親しくなることにしよう。その最も高い地点には、子供が好きな寓話に出てくる警官の英雄像、スチョーパおじさんの像がある。この場所は朝のひとときをすごしたり、何十個もある座り心地のよいベンチの一つに腰かけて、ひと休みするのに一番よい場所である。

 

クイブシェヴァ通りでランチを楽しむ

 お腹がすいたらクイブシェヴァ通り(レニングラーツカヤ通りと交差する)に行って、いくつもあるトレンディーなレストランやカフェで食事をしよう。これらの店はどれもすべてを試したくなるほど素晴らしい。ロシア料理、ドイツ料理、グルジア料理の他にイタリア料理、日本料理、アメリカ料理が味わえる。夏には、新鮮な地元の材料でつくられたボリュームたっぷりのベリーのスムージーを試そう。

 

スターリンのシェルター

 1941年、大祖国戦争のさなか、ボリショイ劇場やモスフィルム等の多くの組織がサマーラに避難した。(当時、この都市はソ連の将校の名を冠して「クイブィシェフ」と呼ばれていた。)また、ソ連の新しい首都になるかもしれないと当時は思われていた。スターリンは、1942年に街の真ん中の地中37メートル(地下12階にあたる)にシェルターを掘った。モスクワの地下鉄のアエロポルト駅を基に設計され、たった9ヶ月で巨大な穴が掘削された。さらに驚くべくことは、1990年代に公表されるまで誰もこの存在を知らなかったことで、同時に観光することが許された。2017年には市の周辺部にあるジューコフ将軍シェルターも公開された。

 

ヘリパッドからヴォルガ河を望む

 ヴェルトリョートカというヘリパッドは街を展望するのに最高の場所である。そこからは素晴らしいヴォルガ河の眺望を得ることが出来る。この眺めを見ると、街の中心から離れているものの、ジグリ山脈に登ってみたいという気持ちになるに違いない。

 

ヴォルガ河岸で夜を過ごす

 5キロも続く河岸はヴォルガ河でもっとも長いものだ。そして1日中ここにいても飽きることがない。自転車専用道、カフェや遊び場所の他に、清潔で広いビーチが街中にある。もちろん河で泳ぎこともできるし、市内にいながらにしてビーチバレーや日光浴を楽しむことができる。

 

2日目

サマルスカヤ・ルカ国立公園までボートに乗る

 ヴォルガ川の向こう岸には森に囲まれた丘がある。これは巨大で自然の宝庫であるサマルスカヤ・ルカ国立公園の中のジグリ山塊である。もしフリータイムが数時間しかないという場合はボートに乗って、近くにあるシリャエヴォ村に行こう。画家のイリヤ・レーピンが名画「ヴォルガの船曳き」のスケッチをした場所として知られる場所である。

地下鉄に乗る

ポベダ駅

 モスクワとサンクトペテルブルク以外で、ロシアに地下鉄があるのは7都市だけである。しかしそのほぼすべての駅は芸術、建築の傑作だと言える。サマーラの地下鉄は1987年に開通したもので、比較的新しいが、その美しさは歴史ある地下鉄にも引けを取らない。もっとも面白い駅はガガーリンスカヤ。宇宙飛行士ユーリー・ガガーリンの名にちなんだ駅で、宇宙をテーマにデザインされている。壁には濃いブルーのモザイクに星空が描かれ、柱も星の形をしている。ポベダ(勝利)駅は第二次世界大戦におけるソ連の勝利を記念してデザインされている。スポルチーヴナヤ(スポーツ)駅は、スポーツにおけるロシアの成果をテーマとしている。 

スポルチーヴナヤ駅

サマーラ宇宙博物館

 ロケットブースターがどんなものかご存知だろうか?この博物館では、サマーラ・プログレス・ロケット・スペース・センターで1984年に製造されたロシアのR–7ロケットの実物を目にすることができる。博物館は2001年にガガーリンの宇宙飛行の記念日に合わせて開設された。

ストルコフスキー庭園で暑さから逃れる

 19世紀初頭、発事官ニコライ・ストルコフが邸宅と庭園を建てたが、別の地方へ転居した際にこの敷地は売りに出され、その後、ストルコフは別の市へ異動となった。それ以来、ストルコフスキー庭園は地元の人々の憩いの場所となった。ここでは、庭園に置かれている巨大なチェスで遊んだり、スケートボードを楽しんだり、噴水のそばでリフレッシュしながら、夏の暑さから逃れることができる。

プーシキン広場で夕陽を拝む

 詩人のアレクサンドル・プーシキンがサマーラに行ったことがあるかどうかは定かではないが、プーシキンの名を冠したこの広場は街を眺めるのに最高の場所だ。ここからはヴォルガ川、美しい教会群、そして19世紀末にオーストリアの貴族アルフレド・フォン・ヴァカノが建てたロシア最古の醸造所の一つであるジグリが見える。

*サッカーの応援の際に地元のビールを試してみたいなら、こちらをどうぞ。 

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