1. 大バイカル湖トレイル
世界最大で最深の淡水湖バイカルは、毎年、多くの訪問者を惹きつけている。湖を直に見るだけではなく、保護する機会もある。ここには、毎年ボランティアたちがエコツーリズム用の道をメンテナンスし改善する手助けをするために招かれている。これらの道は、訪問者たちが整備されたルートに沿って歩き、それによって当地の生態系を守り、火事のリスクを減らし、設備が整った駐車場内にゴミを集めて処分が容易にすることに役立っている。
日程と期間:7月から8月まで、2週間
費用:2万―2万5千ルーブル(3万6千―4万5千円)、さらに、イルクーツクまたはウランウデまでの旅費
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2. ペチョロ=イルィチ自然保護区
ロシアのコミ共和国にあるペチョロ=イルィチ自然保護区とユネスコの世界遺産に指定されている「コミの原生林」。ここには、ボランティアの機会がたくさんある。動物を家畜用にしたり、とくに、ロシアのヨーロッパ地域では今ではあまり見られなくなってしまった種の動物の保護を目的とした地元のヘラジカ飼育所での手伝いも含まれている。ボランティアは5-6人のチームを組み、掃除をしたり、飼料を与えたりする間、こうした素晴らしい動物たちに会う機会を得られる。寮と、保護区周辺の観光が提供される。
日程と期間:4月から9月、10-15日間
費用:無料、旅費と食費を除く
*もっと詳しくはこちらで。 (ロシア語)
3. クロノツキー自然保護区
ロシアのカムチャッカにあるクロノツキー自然保護区は、国内でもっとも古く、もっとも大きな自然保護区のひとつで、「カムチャッカの火山群」は、ユネスコの世界遺産に指定されている。ここでのボランティアでは、環境保護や調査、エコロジー教育に携わることになる。作業にはたいてい、ハイキングコースの清掃、ビジターセンターやレンジャーステーション、展望台の建設の支援が含まれる。確かなことは――ロシアでもっとも美しい場所のひとつを見るだろうということ!
日程と期間:7月から9月まで、最低2週間
費用:無料、カムチャッカまでの旅費を除く
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4. クリミアの考古学調査
考古学をやってみたいと思ったことはないか?クリミアの考古学調査に加わって、古代のネクロポリス「キィズ―アウル」の遺物を発見し、著名なロシアの学者たちの講演を通してその場所の歴史について学び、クリミアの遺産を調査しよう。誰でも大歓迎、ロシア語の経験も知識も不要。肉体的な活動とキャンプでの簡素な生活をする覚悟だけしてください。主催者いわく、作業よりも休憩時間のほうが長いので、そんなに心配する必要はない!
日程と期間:2018年7月1日から8月1日
費用:初めての人は参加料500ルーブル(990円)、渡航費、旅費は含まれていない
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5. キーテジとオリオン子どもコミュニティ
キーテジとオリオンは、ロシアのカルーガ州(モスクワから遠くない)にある人々のコミュニティで、孤児になったり、つらい体験をした子どもたちを助けるために貢献している。ここでボランティアが求められるのはときどきだが、自分のできることを手伝って、これらの類をみないコミュニティに貢献するという絶好の機会を提供してくれる。例えば、家事全般から英語を教えることまでだ。自由時間には、ロシアの田舎暮らしを楽しみ、農場の動物たちの世話をしたり、森でベリーやキノコを摘んだり、湖で泳いだりする絶好の機会もある。
日程と期間:一年中、2-3カ月
費用:費用についてはこちらで問い合わせてください
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6. ヴァラーム修道院
ロシアのカレリア共和国にあるヴァラーム島には、10世紀初頭の古代正教会の修道院がある。毎年、修道士たちは、男女合わせて500-700人のボランティアたちを迎えている。年齢は18歳から60歳までで、修道院の農作業の手伝いをしてもらうためだ。例えば、播種のための畑の準備や、草刈り、野菜の収穫など。
ボランティアは正教徒である必要はないが、この場所の規則に従い(適切な服装することといったようなこと)、寮の部屋を共同で使い、毎日のスケジュールに従わなければならない。それと引き換えに、ロシア北部にあるこのまたとない場所を見、その歴史を学び、修道士を含むいろいろな人と出会う機会を手にできる。修道士たちは喜んで、あなたが人生の道を理解することを助け、自分たちの精神的な教えを分かち合ってくれることだろう。
日程と期間:5月から10月まで、16-22日間
費用:無料、プリオゼルスクまでの旅費を除く
*もっと詳しくはこちらで(ロシア語)。
*ロシアで夏を楽しむ他の機会もたくさんある。今年はボランティアの予定じゃないというのであれば、ここにある刺激的なイベントをチェックしてみてください(お祭りからスポーツまで)、あるいは、素晴らしいサマースクールのひとつでロシア語のスキルを磨くことを考えてみよう。