ホドルコフスキーが指名手配

ホドルコフスキー氏は、ペトゥホフ市長殺害事件について捜査員と話はしない。ラジオ局「モスクワが話す」のインタビューで、ホドルコフスキー氏の広報担当オリガ・ピスパネン氏が伝えた。=

ホドルコフスキー氏は、ペトゥホフ市長殺害事件について捜査員と話はしない。ラジオ局「モスクワが話す」のインタビューで、ホドルコフスキー氏の広報担当オリガ・ピスパネン氏が伝えた。=

ヴァシリイ・プロコペンコ撮影/ロシア通信
新たな容疑のポイントを整理

何が起こったのか

 石油会社「ユコス」社の元所有者で元社長のミハイル・ホドルコフスキー氏は、自身のツイッターのアカウントに、刑事事NO.18/35-03容疑での出頭要請通知書をアップロードした。

 出頭要請通知書は、モスクワに暮らすホドルコフスキー氏の父親に手渡された。ホドルコフスキー氏はロシアの刑務所から出所した2013年12月20日から、スイスに暮らしており(ツイッター・アカウントはオーバー湖畔のヨーナ市を示している)、一度もロシアには戻っていない。

 インテルファクス通信は関係筋の話として、ホドルコフスキー氏が捜査委員会によって連邦手配されており、今後は国際手配される可能性もあると伝えている。

 

刑事事件№18/35-03とは

 これはユコスのアレクセイ・ピチュギン元内部経済安全部の刑事事件番号である。裁判所は2007年、さまざまな犯罪以外に、1998年6月26日にロシアのネフチェユガンスク市のウラジーミル・ペトゥホフ市長を殺害したとして、終身刑をピチュギン元部長に言い渡した。犯罪はホドルコフスキー氏の誕生日に行われた。

 捜査データによると、ペトゥホフ市長殺害は、市長とユコスとの紛争に関連している可能性があるという。市長はユコスの税金不払いを訴え、立件するよう求めていた。

 

ホドルコフスキー氏が出頭要請を受けたのはなぜか

 捜査委員会のウラジーミル・マルキン報道官は2015年6月末、ペトゥホフ市長殺害事件の捜査を再開すると発表。この衝撃的な殺人事件および「その他の特に重大な一連の犯罪」の依頼者が、ホドルコフスキー氏である可能性を指摘した。

 「ホドルコフスキー氏がロシア国内にいないことが、必要なすべての捜査活動を不可能にするような障害にはならないと思う」とマルキン報道官。

 

プーチン大統領は恩赦にしたが

 ウラジーミル・プーチン大統領がホドルコフスキー氏の恩赦を決定した際、他の犯罪に関与した可能性を示すデータを有していなかった。これをドミトリー・ペスコフ大統領報道官が伝えている。

 「疑惑と一定の情報はあったが、捜査委員会は作業をやめていなかった。この件では、何らかの新たな状況について、捜査委員会がそろそろ伝えてくるだろう」とペスコフ大統領報道官。

 

今後はどうなるのか

 ホドルコフスキー氏は、ペトゥホフ市長殺害事件について捜査員と話はしない。ラジオ局「モスクワが話す」のインタビューで、ホドルコフスキー氏の広報担当オリガ・ピスパネン氏が伝えた。

 一方で、ペトゥホフ市長のファリダ・イスラモワ未亡人は、ホドルコフスキー氏が処罰されることについて懐疑的である。イスラモワ未亡人がタス通信にこれを伝えている。「判決が下され、裁判所がホドルコフスキー氏の関与の有無を明言してくれることを願っている。時間がたてばわかる。法律が機能するはず。なぜこの事件が未解決のままで、主要な依頼者の一人が処罰されないのかと、地元の人はずっと前から思っていた。加害者はロシアに連行され、やったことに対する責任を負わなければならない」とイスラモワ未亡人。

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