北米最大のキクイムシの大発生は20年近く続き、その後緩やかに収束へ向かっている。というのも、そもそも被害に遭う木々が残っていないのだ。ロシア・シベリアの森林も、中国や日本から来た外来種のキクイムシによる同様の脅威に晒されている。
虫に食われた木々は使い物にならず、伐採して焼くしかない。将来起こり得るキクイムシの大発生を防ぐ方法を見つけることが必要不可欠なのである。
チュメニ大学の学者らが、ある秘策を考えついた。彼らは、木々を救い立ち枯れを防ぐ「生物兵器」として、キクイムシに寄生するダニを利用しようとしている。
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