写真提供:Press Photo
このガジェットに「アンチ」という接頭辞が思わせぶりに付いているのは、故なきことではない。ケーブルなしで、タブレット型コンピュータを通じて操作するという一風変わったメカニズムだ。電話の内部の機能は最小限に抑えられている。
iOS、アンドロイド、マック、Windows用に、専用のアプリが開発されており、それを通して、通話、目覚まし機能、メールなどが操作できる。そのほか、通話の詳細な記録、メロディー変更も可能だ。
操作は、Bluetoothのプロトコルで行う。ユーザーは、自分のニーズに応じて、ファームウェアを書き換えて、機能を拡大できる。
Skvoneはミニサイズ(95 × 45 × 7 ミリ)だが、ボタンは大きいので、子供やお年寄りや、指の長い怠け者にはピッタリだ。本体と背面カバーはアルミニウム製で、前面のパネルは、「つや消しの高級プラスチック」だという。バッテリーは、取り外しできず、micro-USBで充電する。
タブレットで操作
「タブレットを毎日持ち歩く人の数は、どんどん増えています。その結果、電話に多機能を搭載する必要性は下がってきているのが現状です。ところがメーカーは、まるでそれに気が付かないみたいに、いよいよ機能を詰め込むので、基本的な機能にしわ寄せがきています。例えば、駆動時間とか、GPSのスピードとか、人間工学的な快適さとか」。開発者はこう説明する。
タブレットなしでも
言い添えると、この電話は、ボタンが付いており、タブレットがなくても、ちゃんと使用できる。カメラ、メニュー、設定機能、ONにしたときの画面の映像などはなくなるが。主な機能は二つで、通話とメール。そして、補助的なものとして、目覚まし機能とバイブ設定。
また、静電気に反応するユニークな技術のおかげで、手にとると、2秒後にONになる。
駆動時間は30日!
ポケットかカバンに携帯機器を入れずに外出することのない、ヒップスター達には、驚きだろうが、この電話はスリープモードで、駆動時間は30日間におよぶ。開発者は、今秋発売を開始すると約束している。
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