「BRICS軍・政同盟の計画なし」

ロイター通信

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ウラジーミル・プーチン大統領は、ブラジルで15~16日に行われる新興5ヶ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議に先立ち、タス通信のインタビューに応じた。ロシアNOWがプーチン大統領の言葉を抜粋する。

 首脳会議の議題は、総合的なテーマ「各国の利益のためと各国参加による成長:有望なソリューション」でまとめられています。このようにして我々は、世界の政治、経済、また当然ながらBRICSの発展というもっとも重要なテーマについて検討します。

 BRICSの役割を新たなレベルに高め、世界の確固たる発展のために、統治システムの不可分な一部にする時が訪れたと考えます。

 我々の外交機関の間で、さまざまな地域紛争に関するハイレベルな定期協議を行う、メカニズムの創設を提案します。

 BRICSの政策、またテロ防止を含む安全保障の脅威および挑戦への対抗において、より活発に調整しなければなりません。

 我々は世界の紛争地の状況を徹底的に分析します。これは過激派やテロリスト集団の立場が強まっている、シリアとイラクの情勢についてです。ウクライナ情勢、またウクライナ南東部の流血阻止を支援する国際社会の対策も注視します。

 世界経済の分野では国際通貨基金(IMF)の改革について協議します。この問題についての現実的で具体的な話し合いが不当に遅れていることを、BRICS各国は懸念しているのです。この方向でのG20のすべての努力を台無しにするものなのです。これは21世紀の現実に則った、IMFの均衡化に関する新経済の法的要件の実施の話です。

 首脳会議で提起しようとしている重要な問題がもう一つあります。それは度重なる一方的かつ集中的な経済制裁についてです。現在アメリカとその同盟国からの制裁攻撃にあっているのがロシアです。さまざまな形でこのような措置を非難してくれたBRICS諸国のパートナーには感謝しています。同時に、起こったことから対象的結論を出す必要があります。アメリカとその同盟国の外交政策に同意しない国に対する攻撃を許さないような、措置のシステムについて一緒に考えながら、すべての対立する問題について文明的、相互尊敬的な対話を行います。

 もう一つのBRICS諸国の長期的な共通の利益とは、国際法の支配および国際システムにおける国連の中心的役割の強化です。率直に申し上げます。国連安保理でのシリアに対するロシアと中国の原則的な立場がなかったら、シリア情勢はとうの昔にリビアやイラクと同じシナリオをたどっていたでしょう。

 当然ながら、BRICS諸国はその協力で政治的部分を強める意向です。そのためには相互協議、国連などの国際機関での共同活動を拡大します。将来的にはBRICSの仮想事務局を創設します。同時に強調しておきたいのは、BRICSを基盤とした軍事・政治同盟を創設する計画は、我々にはないということです。

 

タス通信の記事抄訳

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