6月12日は国民の祝日のひとつ「ロシアの日」である。この日は近代ロシアが始まったことを記念して制定された。かつてはロシア帝国が存在し、そしてソヴィエト連邦になったが、1990年6月12日に主権を宣言し、ロシアは近代的主権国家になった―それがロシア連邦だ。
この日、一体何を祝うのかというと、ロシアそのものを祝う。ロシアはおよそ1億4500万人の人が住んでおり、1700万平方キロメートルにもおよぶ国土の中に11の時間帯、85の連邦構成主体があり、190以上の民族が270言語及びその方言を話し、あらゆる種類の宗教を信仰している(主なものはロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教)。
では、ここに、そのもっとも主要なものと息をのむような写真を紹介しよう。
1. モスクワ、ロシアの首都。その象徴的な赤の広場にある聖ワシリー寺院。
2. ピョートル大帝がヨーロッパへの「窓」として建設したサンクトペテルブルクにある壮麗なペテルゴフ宮殿。
3. カレリア地方のキジ島にはロシア最古の木造教会が保存されている。
4. クリミア半島にあるツバメの巣と呼ばれる城郭。黒海沿岸の都市ヤルタの崖から突き出ている。
5. 北極圏内では世界最大の都市、ムルマンスク近くで見られるオーロラ。
6. もっとも「ロシアらしい」町、スーズダリに行くと古代の雰囲気に入り込むことができる。
7. ダゲスタン共和国の都市デルベントにあるナリン-カラ城塞はロシア、そして全世界で最も古い都市のひとつである。
8. ウラル地方にあるペルミのベロゴルスキー修道院の冬景色は単純に息をのむように美しい。
9. バイカル湖は世界最大の淡水湖であり、また世界で最も深い湖であることでも知られている。
10. ロシア、シベリアの雪に覆われた山脈に囲まれた魅力的なチャラ砂漠。
11. レナ石柱群はサハ共和国(ヤクーチヤ)にある石灰岩の崖がつらなった場所である。
12. ハンティ・マンシースクはマンモスの痕跡が残る北の土地である。
13. カムチャツカは火山、間欠泉そしてクマの土地である。
14. モスクワからシベリア横断鉄道で9000キロも走った果てにある極東のメガポリス、ウラジオストクには絵のように美しい灯台がある。
15. ロシアの飛び地カリーニングラードのクルシュー砂州にある踊る森。
*もっと見たいという方は、「ロシアのもっとも美しい場所ベスト100」 をご覧ください!