今年で開催第5回目となるD1グランプリは特別な形式で行われた。レースに参加したのは日本人のD1GP選手8人とロシアのRDS選手8人。大会は単走、追走、そして3台の自動車が同時に走るシンクロの3種目で争われた。
まず単走では日本チームが勝利を収めたが、続くシンクロでRDSが勝ち、1勝1敗となった。そして最終種目の追走で、ロシアチームが日本チームを退けた。勝利点をあげたのは、川畑真人選手と対決したRDSチームのゲオルギー・チヴチャン選手。
クラスノヤルスク出身のチヴチャン選手は国際レースAsiaPacificD1 PrimringGP 2018の絶対王者となった。2位は日本の横井昌志選手、3位はロシア人の間にも多くのファンを持つ日比野達也選手だった。通信社プリマメディアが伝えた。
チヴチャン選手はプリマメディアからの取材に対し、「これがファイナルだとは知っていた。なぜか分からないが、それを感じ取っていた」と述べた。さらにチヴチャン選手は「プリモールスコエ・カリツォーのコースは非常に複雑で、時速140キロのスピードで周回し、緩衝材に触れないようにするのはとても難しい。真のプロでなければこのコースは走破できないと思う。プリムリングで走ったあとは、どのサーキットも極めて易しく感じる。たとえばソチでは170キロの速度で走るが、コースの設定ははるかに易しい」との印象を語った。
チヴチャン選手のライバルである横井昌志選手は、ファイナルでロシア最強のチヴチャン選手と対決したかったと述べ、来年はぜひ勝利し、この借りを返したいと語った。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。