国際オートラリー「ロシア–日本。人類の可能性」の参加者らがウラジオストクから日本へ

Reserves mankind

 5月26日にモスクワでスタートした国際オートラリー「ロシア–日本。人類の可能性」のロシアステージが極東ウラジオストクで終了した。火曜日、オートラリーのアナトーリー・ワシリエフ代表が伝えた

 このオートラリーは3ヶ月かけて、国境を越えて西から東へと移動しながら、大小55の都市や村を訪れ、1万5000キロ以上を走破する。このイベントはロシアと日本の相互年の枠内で、ロシア写真家団体「マリン・アート・クラブ」が主催する。

 ワシリエフ代表は「オートラリーの中では多くのプログラムに参加した。たとえば「ヴォルガ川の日本の春」フェスティバルやブリャート共和国で開かれた日本刀の鋳造フェスティバル、また日本の仲間たちとともに、ロシアと日本の関係にまつわる記念墓地や記念碑を訪れた」と述べた。参加者らはウラジオストクから日本に向かい、東京までの1000キロを往復する。オートラリーの東京ステージは9月30日に終了する。

 今回のオートラリーでは、プログラムの一部が皇帝一家の歴史と関連していることから、ニコライ2世の甥チーホン・ニコラエヴィチの妻、オリガ・クリコフスカヤ=ロマノワさんも参加している。ワシリエフ代表は「日本のルートも皇帝一家に関係しているものと期待している。オリガ・ニコラエヴナも日本ステージに参加する計画だ」と述べた。

 また沿海地方の慈善基金「命を守れ」のスヴェトラーナ・ゴルコヴェンコ会長もラリーの参加者の一人。基金は沿海地方小児病院1番の腫瘍・血液センターと腫瘍・血液病などの難病に困しむ子どもたちの家族を援助している。ゴルコヴェンコ会長はオートラリーは、基金の活動に注意を向けさせ、支援者を見つける助けとなったと指摘し、次のように語った。「ロシア中の心ある人々のおかげで、わたしたちは腫瘍病棟にいる子どもたちに贈るたくさんの折り紙の鶴を集めることができました。鶴は日本のシンボルであり、また1000羽の鶴を折ると、病が治るという伝説があるのです。子どもたち自身も鶴を折り、早く元気になることを夢見ています」。

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