ほぼすべてのレストランやカフェでは12時から16時まで安価なビジネスランチを提供している。この時間なら平均300ルーブル〜500ルーブル(850円以下)でランチをとることができる。一番高いビジネスランチだと、サラダ、スープ、メインまたはサラダと選べるメインでセットされていることが多い。普通のメニューから選んでオーダーするのに比べて、量が少ないかもしれないが、それほど大きな差ではない。しかもレストランでのランチは、ディナーで食べるには高価すぎる店の料理を試すことができるチャンスでもある。
地下鉄「アルバーツカヤ」の「第11番ビュッフェ」
Andrey Nikerichev/Moskva Agency食堂でのランチ(ビジネスランチに近い内容)はもう少し安くあがる。しゃれたフランス料理やイタリア料理が食べられるわけではなく、インテリアも簡素であるが、時代を超えて愛されているソ連料理が食べられることは間違いない。
モスクワでもっとも有名な食堂は赤の広場のそばにあるグム百貨店の中の第57番食堂と、地下鉄「アルバーツカヤ」の「第11番ビュッフェ」である。
ビジネスランチの代案となるのが、レストランの割引タイムで、たとえば全品20%〜30%オフというもの。普通、こうしたキャンペーンは12時から17時に行われていることが多い。
アズブカ・フクーサの惣菜コーナー
Sergey Savostyanov/TASS大型あるいは中型のチェーン店(オーケイ、ペレクリョーストク、フクースヴィル、アズブカ・フクーサ)にはサラダ、スープ、メイン、ケーキなどを量り売りしている”自慢の”惣菜部門があり、いずれも評価が高い。たいていの店には、惣菜コーナーのそばにテーブルがあり、その場で食べることができる仕組みになっている。スタッフに頼めば、買ったものを温めてもらうこともできる。お値段はカフェで食べるよりもずっと安い。
多くのカフェやベーカリーでは、閉店の数時間前になると、その日のパンやサンドイッチの割引をする。パン、デザート、あるいはときには料理が最大で半額にもなる。割引が始まる時間や割引率については、サイトや店舗で確認すること。ヴォルコンスキー、フレブ・ナスーシヌィ、ポール・ベーカリー、ブールカ、アップサイドダウンケーキ、ブラーチヤ・カラヴァエヴィなどのお店で割引がある。
ディナー前の16時から18時あるいは20時くらいまで、小さなレストランではハッピーアワーを行なっている。この時間にオーダーすれば、料理(たとえばピザなど)やドリンクが安くなったり、半額でボトルワインが買えたりする。
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