「薬」になる食べ物

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 ロシア人の家では誰もが様々な病をどのようにして治せばいいのかを知っている。そして薬の代わりによく使われるのが一般的な家庭ならどこでも棚の中に常備してある食べ物である。

ニンニク

 ニンニクは吸血鬼や妖怪だけでなく、ウィルスをも打ち負かすことができる。強いにおいを持つ一片のニンニクは体内の免疫力を高める驚くべき効力を持っている。またニンニクは激しい歯の痛みを和らげてもくれる。ニンニク一片を痛みのある患部周辺に置くだけで痛みが楽になるという。もちろん最終的には歯医者に行くことにはなるだろうが。

 

ジャガイモ

 茹でたジャガイモの湯気は気管支炎や風邪のときに有効的な吸入器である。茹でたてのジャガイモを入れた鍋をバスタオルで包み、1-2分その湯気を吸い込むだけである。呼吸器官が瞬時にスッキリするはずだ。

 

タマネギ

 またタマネギも風邪の様々な症状に効く。皮をむいたタマネギを半分に切って、具合の悪い人のベッドのそばに置く。苦手な人も多いあのタマネギの匂いが部屋いっぱい立ち込めるが、効果があることは間違いない。

 

ビーツ 

 お祝いのテーブルに必ず出てくるご馳走サラダ(もっとも有名なのが“毛皮をまとったニシン”という名のサラダ)に欠かせない食材のビーツだが、消化を助けるものとされている。胃腸の不調の際にはビーツの効能を利用するといい。

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ザワークラウト(発酵させたキャベツ)

 ザワークラウトにはさまざまな有効成分や豊富なミネラルのほかにビタミンUが含まれている。このUというのはラテン語のUlvus、つまり潰瘍という言葉からきている。ビタミンUは、精神的な病気に悩まされる現代において非常に多い胃潰瘍の予防に良いとされる。さらに研究者たちはこのビタミンUは癌の予防にも有効だという考えを示している。病気予防の一環として、毎日の食事にザワークラウトを取り入れてみる価値はある。少なくともおいしいのだから。わたしの親友の母親は医療関係者だが、ザワークラウトはどんな病気のときにも食べた方がいいと勧めるので、わたしもそれを守るようにしている。

 

塩漬け汁

 二日酔いにすばやく効くものとして有名なのが塩漬けキュウリの汁。塩漬け汁は頭痛を和らげ、体力の回復を助けてくれる。注意して見ると、ロシアの映画では主人公たちが、楽しく飲んだ翌日の朝に3リットル瓶の塩漬け汁を飲んでいるシーンを見つけることができるだろう。

 

カッテージチーズ

 カッテージチーズはその栄養成分によって骨組織や歯を強くしてくれるが、さらにダイエット食としても優れている。減量を目指す人にも、そして肉体に大きな負担をかけるスポーツ選手にもぴったりだ。カッテージチーズには、どの食品よりもたくさん全タンパク質が含まれている。しかもカッテージチーズは神経系にもよい作用をもたらし、気分を高揚してくれる。

 

クロウメモドキ(グミの一種)

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 クロウメモドキの実は心臓血管疾患、潰瘍症、高血圧といった病にかかる傾向のある人が摂取すべき食べ物である。高い効能があるクロウメモドキのオイルは傷や腫れものの治癒を助け、炎症を抑えてくれる。またこのオイルは、熱による火傷や化学熱傷といった様々なやけどにもよく効く。

 

ハチミツ

 風邪を治してくれるものといってまず思いつくのがハチミツ。普通は温めたミルクやバターと一緒に摂取する。しかし実はハチミツは、心不全や胃腸の不調、肝臓の病気、アテローム性動脈硬化、さまざまな炎症、神経系障害など風邪以外の多くの病気にも効く。

 

 お茶を入れた後の葉は美容の目的で広く使われている。お茶をガーゼにしみこませて作る湿布は、目の疲れをとり、顔の筋肉をリラックスさせてくれることから、目の下のクマをとり、顔色をよくしてくれる。女性の中にはお茶で顔パックをしたり、髪を強くするため、緑茶で髪を洗う人もいるそうだ。