レーニン廟への行き方(長い行列に並ばなくてすむ方法)

Legion Media
 公開時間、手荷物検査と金属探知機、持ち込み禁止物と共産主義のリーダーの遺体への道―これはすべて廟への行くための詳細とコツである。

 ミイラ化した遺体が国の中心にある広場にあること、共産主義、レーニンその人に対する意見は様々かもしれないが、ゆるぎないものが一つある。それはここがとても人気スポットだということである。毎年約250万人もの観光客がこの場所を訪れる。ここに行く場合のいくつかの助言をしよう。

公開時間を確認しよう

 レーニン廟は週に4日公開されている。火曜日、水曜日、木曜日そして土曜日だ、しかし、午前中だけだ!朝10時から13時まで。レーニン廟の公式サイト(簡単な名前になっている:Lenin.ru)では、公開される日はあらかじめ明らかにされると書かれているが、これは正しくない。

 時々公開時間は、遺体の修繕、改修工事などの理由により変更される。「残念なことに廟を森のような行列抜きには見ることができません。ここに来るときはいつも、スパスカヤ塔のお祭りが開かれ、人だかりが森のようになります」とイルクーツクから来たオリガは話す

 一連の市場、パレードなどのお祭りの準備のため、レーニンへの道は閉ざされる可能性がある。例えば、5月9日の戦勝記念日は、10年以上にわたって毎年バナー広告が掛けられ、2週間公開しなくなる(ちなみに、なぜ隠されているのかを誰も知らないため、多くの説がある)。また、すでに言及したスパスカヤ塔音楽祭は、8月中旬から9月上旬まで開催されている。これは考慮する必要がある(オルガのようにしたくない場合)。

 これに対して保険をかけることは困難であり、レーニン廟のサイトはめったに更新されない。最も簡単な方法は、グーグルで検索することだ。通常、ニュースサイトなどで一時的な閉鎖について書かれている。

入り口を探す

 「私たちは廟の近くを歩くというミスをしました。結果、すでに列が側道を降り、広場の方へと続いていることが分かったのです。走ったのですが間に合わず、廟が開く時間までにたどり着くことができませんでした」とアメリカ合衆国バージニア州から来たジェシーは回想する

 もう一つコツを。レーニン廟へ入るには、レーニン廟の入口に行けばいいということではないのだ。金属探知機と荷物検査を行う入場口は歴史博物館隣のニコリスカヤ塔の辺りにある。

行列

 「もしこの幻想的な町に来たらここには行ったほうがいい。でも(これが最も重要なことだけど)本当に長い行列に並んで2時間は待つことを覚悟といけない」とリガから来たオットーは話す

 「武器庫見学を終えて、私はすぐに列に並びました。列の最後尾はホテル・フォーシーズンズの前でした。時間は11時45分で、13時には閉まってしまうことを知っていました。私は行けると思いました。残念なことに1時間以上並んだけれどたどり着くことはできませんでした。絶対に行きたいなら早めに並んだほうが良いでしょう。このアドバイスを知っていたらなあ」とハリーは語る

 悪いお知らせがある。それはレーニン廟への行列は常にあるということだ。問題は行列が長いか短いかということだけだ。内部へは一度に20から25人ずつ入ることになっており、次の見学客は前のグループが出ないと中に入れない。待ち時間を少なくする方法はただ一つ、早く着いて、公開時間前であっても並び始めるということだ。

廟内でしてはいけないこと

 「プロトコルが理不尽だ。帽子を脱ぎ、話をせず、止まらないでください。電話と掛けたり、手で何かを探したりしないでください。1メートルおきにクレムリン連隊の衛兵がいます」とエカテリンブルグのユーザー名Gudkofは書いている。モスクワから来たユリヤもこう回想する。「廟に近づくと、暗闇の中で衛兵が静かに!と言っているのがわかります」。

 レーニン廟の見学には禁止事項が定められていて、違反すると問題が起こる。ここでできないのは、おしゃべりすること、立ち止まること(静かに、ゆっくり進むなら大丈夫)、写真やビデオを撮影すること、頭の飾りものをすること、手をポケットに入れること、かばんやスーツケース、液体を持ち込むことだ。

中に何が待っているか

 訪問者は石棺を高くない台座で三方から見て回ることになっている。準備をしよう。この「名誉の巡回」は待ち時間に比べて非常に短い。立ち止まってレーニンを見ることはできないのだ。「歩き回るにかかったのは2分だ。だが全体的に言って見学は魅力的だった」とアイルランド人のニックネームIrishDee79は回想する

 いずれにせよ、廟の周りには10人以上の有名人の遺体も安置されている。その中にはヨシフ・スターリンやユーリー・ガガーリンもいる。

ここは無料だということを覚えておこう

 赤の広場には、観光客の無知を利用して儲けようとする人々がいる。彼らはチケット売り場で買うよりレーニン廟への入場券を安く購入できると提案する。問題は入場が無料だということだ。これは古典的な詐欺だ。

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