2018年FIFAワールドカップ(W杯)の期間にモスクワでついたマンション1室の法外に高い貸し出し料金というのは、一泊5,000㌦(およそ55万円)というとんでもない価格。マンションには3室しかないのだが、大家はゴージャスな内装と窓からのパノラマに自信を持っている。このマンションはこの値段でありながら、市の中心部からはかなり離れている。その上、部屋を借りる前に、保証金として8,100㌦(88万5,000円)を支払うことになっている。
モスクワシティーの高層ビル群にあるマンションではサッカーファンによりリーズナブルな価格の部屋が提供されている。2ベッドルームの部屋と3ベッドルームの部屋があるのだが、一方は一泊2,400㌦(およそ26万円)、もう一方は1,500㌦(およそ16万円)である。よりよい場所にあり、よりよい展望もついている。
もっとも安い部屋は一泊25㌦(およそ2,700円)からある。これらの部屋は普通、市の周辺部か、もっと郊外にある。いくつかはトイレも戸外にあったりする。贅沢なソファやベッドがついている部屋もある。
サンクトペテルブルクでもっとも高い部屋は貴族の館風デザインのマンションで、信じられないほどわくわくさせてくれる。とても豪華でぜいたくな部屋で、W杯期間中ずっと借りれば25%の割引となるのだそうだ。料金は一泊2,400㌦(およそ26万円)。
最も安いものでは一泊16㌦(およそ1,700円)という家具なしの部屋もある。それなりの部屋である。
黒海の海岸を望むペントハウスの部屋はサッカーファンに一泊1,000㌦(およそ11万円)で提供される。豪華なリビングルームがあり、テラスからの眺めは絶景。
お手軽なものでは、小さいながらも快適なソ連スタイルの部屋があり、こちらは一泊わずか10㌦(およそ1,100円)である。しかし、もうちょっと予算を上げるとより多くの選択肢が出てくる。
W杯の試合が行われるカザンアリーナにほど近い部屋が、他の都市に比べるとかなり安く借りられる。最も高い部屋で一泊1,600㌦(およそ17万円)であり、オーナーは信用できる客には交渉次第で専用の運転手を用意することもあるという。
もっとも安い部屋だと、あまり便利なところではなくなるが、それでも予算を削りながら数日過ごすには適しているだろう。一泊13ドル(およそ1,400円)で泊まれる部屋をいくつか紹介しよう。
この3ベッドルームの部屋の内装は豪華で、特にバスルームの装飾は一見の価値がある。料金は一泊2,700㌦(およそ30万円)。
一泊の予算が13㌦(およそ1,400円)しかないというサッカーファンのために、そこまで豪華でない部屋もある。
ここでは興味深いことが起こっている。2018年W杯は騙されやすい外国人客のお金で一儲けする絶好のチャンスだと考える人たちもいるだろう。こんな普通の部屋が一泊1,800−1,600㌦(およそ18–20万円)というとんでもない料金に設定されている。しかし、それらは値引きを前提としたものであることをお忘れなく。
面白いのは、サランスクのアパートでは1,800ドル(およそ20万円)の部屋も13㌦(およそ1,400円)の部屋も大差がないように思えることである。
自分の部屋をレンタルするつもりがないという方は、開催都市の最高の展望台をこちらでチェック。
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