カリーニングラード(モスクワの西方1255キロ)はヨーロッパの真ん中にあるロシアの飛び地で、本国とはまったく陸続きでない。この地方はかつてはプロイセンの一部であった(当時はケーニヒスベルグとして知られていた)。
それは建築物から面影を知ることができ、市内を歩くと、あたかも中世ドイツの町にいるような錯覚をおぼえることもある。有名な思想家であるイマヌエル・カントはここで人生を過ごし「純粋理性批判」を著した。
また、ここにあるロシア最小の国立公園、クルシュー砂州にはヨーロッパで最も高い砂丘がある。数階建てのマンションほどの規模の砂丘、松林、何キロも続くバルト海の海岸を見に毎年100万人ほどの観光客が訪れる。
美しい漁村を歩いたら、17世紀のドイツに引き戻されるかのようだ。穏やかで冷たいバルト海を堪能し、海の中の琥珀を探してみよう。
古い教会、赤煉瓦の建物、緑あふれる都会の公園–バルト海沿岸の町は深いインスピレーションを与えてくれる。
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