モスクワ州の6つの変わりスポット

2017年9月19日

アレクサンドラ・グゼワ

「スネジ・コム」屋内型スキー・リゾート

マクシム・シェメトフ/TASS

　モスクワっ子の多くは週末になると、市を離れてさまざまなアクティビティを楽しむ。モスクワ州にはよく知られている歴史的、文化的名所以外にも、ワクワク、ドキドキ、のんびりできる場所がある。

一年中スキーとスノボ

　モスクワ州が一年中雪に覆われているというわけではない。「スネジ・コム」という屋内型スキー・リゾートで、いつでも滑ることができるという意味だ。リフト券は30回券で1500ルーブル（約2900円）、1時間券で900ルーブル（約1800円）。スキー用品、スノーボード用品のレンタル料は、300ルーブル（約580）からウェアを含めたセットの1700ルーブル（約3300円）まで。スキー、スノーボードの教室、個人レッスンもある。この施設には、スケート・リンク、フィットネス・センター、レーザー・タグ、その他さまざまな娯楽場がある。営業時間は午前10時～午前0時。

www.snej.com

住所：4 Krasnogorsky Boulevard, Krasnogorsk, Moscow Region

子ども鉄道

子ども鉄道

Legion Media

　この5キロほどの鉄道は児童によって運営されている。特別な教育を受けた児童エンジニアであるため、一般の児童は運転に参加できない。ユノスチ駅－ピオネール駅の所要時間は15分。乗車券の価格は片道80ルーブル（約160円）、往復160ルーブル（約310円）。この鉄道は1937年につくられた。第二次世界大戦中には貨物も輸送していた。

www.dzd-ussr.ru

住所：5 Tsentralnaya Street, Kratovo, Moscow Region

ロシア版ユニバーサル・スタジオ

「ピリグリム・ポルト」映画街

Legion Media

　「ピリグリム・ポルト」映画街は、ドラマ「秘密官房長の手記」用に建設された、18世紀半ばのヨーロッパの街の雰囲気ただようセット。入場料は150ルーブル（約290円）で、プロの写真家による撮影は1000ルーブル（約2000円）から。ここでプロの映像撮影を行うには正式な許可が必要となるが、モバイル機器での撮影や普通の動画撮影は無料。この時代の衣装を来て、小道具を持つことができる。水曜日～日曜日の午前10時から午後7時半まで営業している。この近くには、ロシアの詩人ミハイル・レールモントフが夏を過ごしたセレドニコヴォ屋敷がある。

www.piligrimporto.ru

住所：Firsanovka village, Solnechnogorsk district, Moscow Region

空中浮遊施設

空中浮遊施設

ヴァレーリイ・シャリフーリン/TASS

　安全なパラシュート降下を体験できる「風洞」がある。「風洞」とは、強力な上昇気流によって人が浮遊できる、巨大な垂直のガラス管。高さ12メートル、17メートルの2つの風洞があり、鳥のように飛ぶ方法を学んだり、カップルやグループで飛んだり。さまざまなオプションが用意されている。アドレナリン放出が好きな人は試してみてはどうだろうか。最も安い2分の飛行は1650ルーブル（約3200円）。

www.freezone.net

住所：59th km Simferopolskoye highway, Moscow Region

川のクルーズ

モスクワ運河

セルゲイ・ボビレフ/TASS

　モスクワ市中心部をめぐるモスクワ川のクルーズはたくさんあるが、市を離れて風光明媚な場所をめぐるクルーズもある。たとえば、トロィツェ－ルィコヴォ埠頭からモスクワ運河に入り、｢モスクワ･シティ｣埠頭に向かう2時間のツアー。乗船券の価格は800ルーブル（約1600円）ほど。「北」河港からヒムキ貯水池をまわって戻る1時間のツアーもある。価格は600ルーブル（約1200円）。

　オンラインで乗船券を購入すると30%割り引きが適用される。

rivertickets.ru