世界の終末みたいな場所TOP7

写真提供:tolstyakov.livejournal.com

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廃墟には独特の不気味さと魅力がある。恐いもの見たさをそそるためか、ある種の永遠を感じさせるためか…。そんな黙示録的なスポットを7つ選んでみた。時よ、とまれ!

1. 骨の道、マガダンとヤクーツク

 矯正収容所の囚人が建設した、マガダンからヤクーツクに伸びる道路は、「骨の道」と呼ばれる。厳しい収容所の条件と極寒に耐えながらの建設の結果、1万人以上が亡くなった。1930年代に建設された橋の崩落が始まってから、この道路は使われなくなった。インディギルスキー矯正労働収容所は、グラグ(矯正労働収容所・奉仕労働収容所総局)でほとんど知られていない絶滅収容所の一つと考えられている。

 

2. 船の墓場、テリベルカ

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 コラ半島のバレンツ海沿岸にあるテリベルカ村。漁民の季節的な宿営地として17世紀前半に開村し、その後漁業の中心地となった。大型船の登場にともない、1960年代に漁業は衰退を始める。ここには漁船の入出港手続き窓口がなかったため、漁業は最寄りの都市のムルマンスクに移ってしまった。現在村の主な観光スポットとなっているのが、船の墓場だ。

 

3. 死の森、カムチャツカ

イワン・デメンティエフスキー撮影

 カムチャツカ半島で1975年、緩斜トルバチク山が噴火。1年半続いた。溶岩はタイガの森の山腹を焼き尽くし、数キロメートルの範囲に位置する近隣地域には火山灰が降り注いだ。火山地は後にソ連の月面歩行と火星面歩行の訓練が行われたほど、火星の表面に似ていた。森の降灰量は7メートルで、39年経過した現在も、何も生えていない。

 

4. 放棄村、スピッツベルゲン

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 ピラミダ村は世界最北の鉱山周辺につくられた、ロシアの炭鉱の村。「最北のレーニン像」や「世界最北の炭田」など、あらゆるものに「最北」をつけることが可能。ソ連が繁栄していた時代、ピラミダには何トンもの黒土が運ばれた。この「ロシアの土地」に生えた芝生の上を歩くことは禁じられていた。これ以外に、この島では“死亡禁止法”が定められている。島で誰かが死亡した場合、遺体の埋葬は本土で行われる。永久凍土に遺体を埋葬すると、分解されず、白クマやその他の肉食動物を呼び寄せてしまうため。ピラミダ村は採鉱が終了した1998年に放棄された。

 

5. 空虚の環、ヴォルクタ

写真提供:varandej.livejournal.com

 永久凍土が広がるヴォルクタ市は1900年代半ば、矯正収容所の地や北極圏の流刑地として有名だった。同時に地質学者によって築かれた石炭備蓄の地でもあった。ヴォルクタは郊外住宅地に囲まれ、「ヴォルクタの環」になっている。半径50キロメートルの環状線は7市とヴォルクタを通過。現在は北極地域からの移住および採鉱企業の閉鎖のプログラムに関連して、炭鉱13ヶ所のうち5ヶ所しか残っていない。また7市のうち2市にしか人が住んでいない。雪のツンドラのなかで凍る幻影の街だ。

 

6. 腺ペスト砦、サンクトペテルブルク

写真提供:masterok.livejournal.com

 フィンランド湾に浮かぶ人工島の防衛建築物、「皇帝アレクサンドル1世」砦は、戦争では使用されていない。ヨーロッパに腺ペストの第3波が襲った20世紀初め、砦はワクチン生産実験所に改築され、効果を馬で実験するために、動物搬送リフト、馬小屋の蒸気暖房、火葬炉が設置された。厳しい管理下に置かれていたが、砦内では腺ペストが2度流行。現在ここでは観光案内が行われているが、近い将来、リゾートに改築される予定だ。

 

7. 寂しい鉄道、北極圏

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 北極圏に沿ったサレハルド-イガルカ鉄道の建設は、グラグの大規模プロジェクトの一つだった。沼地、氷点下50度、道なしという非常に厳しい自然条件にもかかわらず、囚人は年間100キロメートルという速度で鉄道を建設した。他の「偉大なる共産主義の建築物」とは異なり、北極圏鉄道は放棄されている。一部撤去が行われているものの、鉄道に沿って小屋、家、鉄道駅の廃墟や、錆びた機関車がある。現在はサレハルドに北極圏鉄道博物館がある。