ロシアが極東に新型攻撃ヘリコプターを配備

攻撃ヘリコプターKa-52「アリガートル」。戦技競技会「アヴィアダーツ2019」、クラスノダール地方にて。

ヴィタリー・チムキフ撮影/Sputnik
 シリアで戦ったKa-52とその「戦友」が、太平洋艦隊を敵の潜水艦から守り、国境を破壊工作者から守る。

 ロシアが太平洋艦隊の艦船に、シリアでの作戦で戦闘の洗礼を受けた攻撃ヘリコプターの「海上版」を配備する準備を進めている。配備先にこの地域が選ばれた理由は簡単だ。潜在的な敵の潜水艦や艦船から味方を守る新しい「鳥」を補充する必要のある大型の揚陸艦が、まさに極東に配備されているためだ。

 今後数ヶ月で、攻撃ヘリコプターKa-52Kと輸送攻撃ヘリコプターKa-29が太平洋艦隊に登場する。

Ka-29

クレルク岬で部隊が上陸する時のKa-29。軍事訓練「ボストーク2018(Vostok-2018)」にて。

 Ka-29は、輸送攻撃機であり、海兵隊員の移動と地上軍の火力支援を目的に開発された。

 このヘリコプターには、自動小銃や機関銃などで武装した完全装備の兵士が最大で16人搭乗できる。

 通常の気象条件下でも、豪雨や強風などの複雑な条件下でも活動できる。Ka-29の武装は、もちろん攻撃ヘリコプターに比べれば見劣りするが、それでも海上や地上の軽装甲の目標を蜂の巣にすることができる。

 搭載兵器には、誘導・無誘導ミサイル、機関砲、爆弾が含まれる。ミサイルや容器収納式の兵器は機外の小翼に据え付けられる。左側には30 mm口径の2A42機関砲が取り付けられている。照準システムには、目標を発見・識別し、対戦車誘導ミサイルで攻撃するための光学機器が使用されている。

 また海軍航空隊は、このヘリコプターを機動的な貨物輸送にも使うことができる。機内には最大で2トンの物資を搭載でき、機外にさらに最大4トンの貨物を取り付けられる。

シリアで戦った「アリガートル」

セヴァストーポリで行われた「海軍の日」のパレードに参加しているヘリコプターKa-52。

 攻撃ヘリコプターKa-52「アリガートル」は、シリアでの軍事作戦で主役級の活躍を見せた。イスラム国の戦闘員に対する作戦の際、主要な打撃力・火力を保証したからだ。最新化された「海上版」のKa-52は「カトラン」と名付けられ、太平洋艦隊に配備される。

 なお「カトラン」は、通常は海軍航空隊の戦闘機に搭載されている「大型の」対艦ミサイルを使用できる世界唯一のヘリコプターだ。

 「同機にはロシアの最新対艦巡航ミサイルKh-35とKh-31が搭載されている。平たく言えば、強力な装甲を施され、巡航ミサイルで武装した『空飛ぶ戦車』のようなものだ」とイズベスチヤ紙の元軍事評論家、ドミトリー・サフォノフ氏はロシア・ビヨンドに話す。

 このヘリコプターの任務は、哨戒、上陸部隊の火力支援、前線および縦深での敵による上陸妨害の攻略だ。

 しかも「カトラン」は一度の給油で最大500キロメートル飛行でき、あらゆる軽装甲車両の装甲板を貫ける30 mm口径の弾丸460発を敵に浴びせることができる。さらに、対戦車兵器にはいくつかのサプライズがある。例えば、24発の「ヴィフリ」型の誘導・無誘導対戦車ミサイルだ。

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