これはハンガリー版のAKだ。ライフル・グレネードを発射できる点が最大の特徴だ。
これは5.45×39ミリ弾を使用するルーマニア版のAKだ。前床はニコラエ・チャウシェスク元大統領が自ら考案したものである。
これは「ローカル」な5.56×45ミリ弾を使用するインド版のAKだ。武装勢力の所有する自動小銃として連想されることが多いが、これはアジアの闇市場でこのモデルを入手しやすいためだ。このため世界中で知られるようになり、テレビゲーム「カウンターストライク」では「テロリスト」の武器の一つとなった。
これもハンガリー版のAKで、7.62×39ミリ弾を使用する。大きな特徴は、古典的なカラシニコフ小銃の特徴である木製の銃床が、全部垂直グリップと横折れ式の金属製後床を固定する基部に変更されている点だ。
先のモデルAMD-65の派生版だが、後床は木製になっている。
これは、エルンスト・テールマン社が開発した「ドイツ版カラシニコフ」だ。60年代初めに東ドイツで生産された。特徴は、針金のような横折れ式後床だ。
50年代末、この「デンマーク版カラシニコフ」には、ベルギーのFN FALやドイツのヘッケラー&コッホG3に代わってNATO軍に採用されるチャンスがあった。
外観はソビエト製のオリジナルに少しも似ていないが、銃の心臓部――機構、ガス圧作動方式、ボルトなど――は、AKの完全なコピーだ。 この銃の唯一の欠点は、ソビエト製のマガジンを使用できなかった点だ。「自家製」のものしか装着できなかった。現在では数丁だけが残っており、コペンハーゲンのデンマーク王立軍事博物館で見ることができる。
56式自動歩槍を持っている中国の海軍軍人が警備につく。アメリカ海軍の船による40年に初めての中国への訪問を祝して行なわれた歓迎会にて。
Charles L. Mussi撮影/Wikipedia中国版AKは銃剣が付いており、マズルブレーキを取り付けることができる。50年代半ばから中華人民共和国で生産され、ベトナム戦争時には「ベトコン」兵士の主要な武器の一つとなった。
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