An-72は北極探検に最適な飛行機だ。エンジンが翼の上にあり、離陸距離が短い(1キロメートル未満)この飛行機は、小さな氷床や雪に覆われた飛行場にも着陸できる。
国際展示場「エカテリンブルグ・エキスポ」での、低気圧のタイヤを持つカマズ・アルクティカ。第9回の産業総合博覧会「イノプロム2018」にて。
パーヴェル・リシツィン撮影/Sputnikロシアの有名トラックメーカーが製造した新モデル、「カマズ・アルクティカ」は、現在試験段階だ。この車は車輪に乗った家のようなもので、リビング、簡易キッチン、3人用のゆとりある部屋を備えている。
北極用のMi-8AMTSh-VAヘリコプターのテスト。ウラン・ウデの航空工場にて。
マルク・アグノル撮影/Sputnikこのヘリコプターは、厳しい北極の条件に耐えられるよう特別に設計されている。Mi-8AMTSh-VAは氷点下40℃の環境や夜間でも問題なく作業ができる。このヘリコプターはそもそも軍の注文に応じて作られたものだが、民間輸送、救助活動、沖でのガス・石油探査活動にも用いることができる。
DT-30PM。北極の状況での、新型の兵器のテストの時。
Sputnikソ連時代以来、この二連式の全地形対応車は、北極やロシア国内の遠隔地で馬車馬のように働いている。さらにDT-10PMとDT-30PMは、世界屈指の強力な全地形対応車でもある。
いかなる暴風雪も、プロペラ式スノーモービル、ネルパ550の敵ではない。スキーに乗ったこのマシンは、秒速25メートルの逆風が吹いていても走行可能だ。
第8回の陸軍用の乗り物、技術、兵器の国際展覧会「VTTV Omsk-2009」で展示されたアルクティカ・ホバークラフト。
アレクセイ・マリガフコ撮影/Sputnik「アルクティカ」ホバークラフトは、他のマシンが行けない場所にも、いかなる気象条件でも行けるよう設計されている。最大5トンの積荷、あるいは50人の乗員を、途中で給油することなしに1100キロメートル以上運送することができる。
この北極用オフロード車は、ロシア帝国時代に艀(はしけ)などの船を上流に曳いたブルラーク(「船曳」)という労働者に因んで名付けられている。この車の主要な課題は、最大2トンの大量の積荷を輸送することだ。
ナリヤン・マルのスポーツ祭「ブラン・デイ2012」にて。「ブラン」でのレースの参加者。
アレクセイ・ダニチェフ撮影/Sputnik50年近くにわたり、ソビエトの伝説的な「ブラン」(「吹雪」)スノーモービルは、北極で働き続けてきた。操作や修理が容易なブランは、250キログラムもの積荷を引いて深い雪の中を難なく進むことができる。
ノヴォシビルスクで行われた犬橇の大会の参加者。
アレクサンドル・クリャジェフ撮影/Sputnikこれは北極における最古の輸送手段で、今日でも用いられている。機械は壊れてしまうこともあるが、これらの献身的な動物たちは決して期待を裏切らない。
時にIl-76飛行機は、北極圏の凍り付いた飛行場に着陸するという、決して容易ではない課題をもこなしてしまう。この飛行機の主な役目は、北極探検隊のために、積荷(パラシュート付き)を空から投下することだ。
ロシアが北極に配備している兵器を見るにはこちら。
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