イベントでは子どもたちが、現在ステーションに滞在中の宇宙飛行士、金井宣茂さんとアントン・シカプレロフさんに直接質問を投げかけた。交信はつくば市にある日本の宇宙センターを通して行われた。質問をする子どもたちには、地球からの声が宇宙ステーションに届くまでにはおよそ5秒のタイムラグがあると事前に説明がなされた。
質問の多くが無重力空間での生活に関するもの、また宇宙飛行の展望に関するものであった。シカプレロフさんは「無重力というのは非常に面白い感覚。ここでは歩いているというより、魚のように泳ぎ、鳥のように飛んでいる感じ」と話した。
一方、金井さんは宇宙空間では肉体的な運動が地球よりもはるかに軽く感じられると語った。また宇宙に行ってよかったことについて尋ねられた金井さんは、シカプレロフさんのようなロシア人の友達ができたことだと回答し、「宇宙で、毎日、何か新しいことを発見している。数々の実験以外に、ロシアの仲間と交流するという素晴らしい機会を手にしている」と述べた。
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