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「愚かさのない国」は、状態の悪い道路、汚職事例、医師の無礼など、国の対応が求められる日常の問題を報告するアプリ。開発者によると、課題は意識の高い国民を国内で増やすことだという。
ロシアのバスはソ連時代から運行しているものも多く、その平均使用年数は30年をこえる。このアプリで「PAZ」、「MAZ」、「LIAZ」といったレアものの運転手の気分を味わえる。これらのバスは、ソ連時代から生産されており、今もあちこちの街を走り回っている。運転手イワンになって、お金を稼ぎ、街一番の運転手になるという課題をこなす。
これは時間がなくて、教会に通えないロシア人のためのアプリだ。33ルーブル(現行レートで約62円)支払えば、25種類の祈祷の1種類をお願いできる。ロシア人の75%が自分を正教徒と考えているから、需要は高いはずであるが、「i聖礼」は今のところ、この手の唯一のアプリである。
ロシアではウラジーミル・プーチン大統領についての意見が二極化している。暴君と考える人がいれば、理想的な国家指導者と考える人もいる。仮想世界ではすべてが気楽だ。「タイム」誌の「今年の人」に選ばれたこともある時の人でもあり、元KGB将校でもあり、巨大な国の指導者でもあるプーチン大統領が、ユーザーの言葉を真似たり、ユーザーのために公の場での発言の中からきわめつけのフレーズを言ったり、ダンスを踊ったり、バラライカを演奏したりする。
「プーチン話す」の続編は、このアイデアをいよいよ鮮やかに実現。仮想プーチンのライバルはやっぱりロシア大統領への批判などで有名になった政治活動家ナバリヌイ氏やアメリカのオバマ大統領で、仮想プーチンが素手で勝つ。
プーチン大統領は最近、モバイル・アプリの人気キャラクターになっている。「プーチン話す」シリーズ以外にも、たくさんのおもしろいアプリがネット上に存在している。次のアプリもそのひとつだ。
ユーザーがプーチン大統領になって活動するゲーム。「インテルファクス」、「レンタ・ル」、「フィナム」といった大手ニュースサイトの記事を背景に、火事を消したり、ロシア車「ラーダ・カリーナ」でロシアの大地を走ったり、サッカーの試合でシュートしたりする。要するに、可能なかぎり国を救おうと奮闘する。「→」キーが進む、「←」キーが戻る、「スペース」キーがジャンプまたは殴るなど。
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