ハバロフスク市と新潟市 姉妹都市提携50周年 「金婚式」を祝う

ハバロフスク市と新潟市は2015年、姉妹都市提携50周年を祝っている。ハバロフスク市と新潟市は、「金婚式」を迎えた!ハバロフスクと新潟の姉妹都市関係の起源は、新潟が大地震に見舞われた1964年の夏にまでさかのぼる。新潟地震では、大きな被害が出た。その時、ハバロフスクの人々は、善意のジェスチャーとして、新潟に3000立方メートルの建築木材を送った。それから7ヵ月後の1965年4月、ハバロフスクと新潟の間で姉妹都市提携に関する宣言に調印がなされた。地方レベルでの緊密な協力関係は、双方のより良い理解に貢献した。50年の間にハバロフスクと新潟の交流は強化され、安定かつ多様な性格を得て、協力の範囲は絶えず拡大している。

 ハバロフスクでは7月、と新潟では7月に、主な式典や、その他の共同イベントが開催される。ハバロフスクには、新潟市長を長とした代表団のほか、スポーツ選手や芸術団体が訪れる。ハバロフスク市民も新潟を訪問する。またハバロフスクの歴史博物館は、特別展を企画した。なお、姉妹都市提携50周年を記念する事業は、文化行事に限られない。ビジネス協力の分野にもプランがある。ハバロフスク地方のヴャチェスラフ・ダニロフ国際・地域間協力相は、次のように語っている。
 

 「近代的な水産加工施設、木材加工企業、物流センター、農業施設の建設などに焦点が当てられました。私たちは、私たちと日本人との両都市の協力を活性化させました。そして私たちは、何をカギにして、日本の皆さんと対話をしたらいいのか、日本の方々が、どのような情報を私たちから入手したいと考えているのかを理解しました。日本の人々は、ハバロフスク地方の先進社会経済発展地区(TOSER)に加わる条件について明確な説明を求めています。日本の関心によって、コムソモリスク・ナ・アムールで製造されている航空機スーパージェット100の日本市場における注目度がアップする可能性があります。日本の皆さんは、ハバロフスク空港の改修プロジェクトへの参加について実際に検討しています。旅客ターミナルの建設や、ホテルやフードコートなどの関連インフラなどがあります。現在、これに関する交渉と合意が行われています。」

 日本政府は対ロシア制裁を導入したが、日本のビジネス界に、極東でのプロジェクトを拒否する意向はない。ハバロフスク空港の改修プロジェクトへの日本側の参加は、まだ調整の段階だが、農業分野への参加は、すでに実現している。ハバロフスクでは約1ヶ月前に、温室施設の起工式が行われた。この温室施設では、日本の最新技術が使用される。またこの温室が、TOSERに含まれる予定の工業団地「 アバンギャルド」に建設されているのも重要だ。これによって、投資家は、追加特恵を受けることが可能となる。

 ハバロフスク地方にとって伝統的な木材加工分野での協力も続いている。木材は、バロフスク地方の最も重要な輸出品目の一つだ。しかし残念ながらこんにち、木材加工が木材の輸出で占める割合は、たったの30パーセントだ。だが、地域当局は、2018年までに木材加工が占める割合を80パーセントにまで上昇させる計画。日本からの投資の助けによって、この高い数値に達することが可能だ。日本側はすでに、木材加工の発展へ参加する旨を表した。日本側はまず、木材加工に関する訓練から始める意向。

 新潟県の前田奉司(マエダ トシジ)国際ビジネス推進担当参与は、次のように語っている。

 「私たちは、1年以内にハバロフスクとコムソモリスク・ナ・アムーレで、木材加工の専門家たちの訓練センターを建設する計画です。」

 姉妹都市関係は通常、政治の外に立っている。そのため姉妹都市関係は、政府間関係より、はるかに効果的だ。友好的関係の発展は、環境、教育、スポーツなどの分野における協力や、観光交流、さらに交換留学なども促進する。1991年、ハバロフスクに続いて、ウラジオストクも、新潟市の姉妹都市となった。また6月25日、ノボシビルスク市と札幌市は、姉妹都市締結25周年を祝った。

 

*「Sputnik日本」より転載