ラブロフ外相 ゴラン高原への平和維持部隊派遣の目的を発表

ロシアのラヴロフ外相は、リオデジャネイロで開かれた記者会見で、ロシアの平和維持部隊のゴラン高原への派遣について、地域におけるロシアの影響力の強化ではなく、中東の安全保障強化を目的としていると伝えた。

 ラヴロフ外相は、シリアとイスラエルの境界にあるゴラン高原へロシアの平和維持部隊を派遣する問題は、イスラエルとシリアが決めるべきものであり、この問題について国連安全保障理事会が形式的な決定を承認する権限はないとの考えを示した。

  ロシアは先週、安全上の問題により、オーストリア軍がゴラン高原での国連平和維持活動から撤退することを決めた後、自国の平和維持部隊の派遣を提案した。しかし、1974年にシリアとイスラエルが合意した協定の議定書では、ロシアが加わる国連安保理常任理事国が、自国の平和維持部隊をゴラン高原に派遣することはできないと規定されている。そのため、派遣するためには新たな協定が必要となる。

   ラヴロフ外相は、シリア問題に関するジュネーブ国際会議について、ロシアはシリアの全ての隣国、およびシリア情勢に直接影響している同地域のイランとエジプトが会議に参加するよう求めていると伝えた。

 

(「ロシアの声」より転載)