ボリショイ劇場の内部見学

Olga Ivanova
 バレエとオペラの殿堂、ボリショイ劇場は、モスクワを訪れる多くの人にとって、赤の広場、クレムリンなどとともに、建築の宝の一つだが、中でバレエを観覧できる幸運な人は限られている。 ロシアNOWは一歩踏み込んで、延々と続くリハーサル、舞台準備、舞台裏のダンサーをお見せする。

オリガ・イワノワ撮影オリガ・イワノワ撮影

 ボリショイ劇場は世界で最も有名かつ愛されている文化施設の一つ。   バレエ愛好家のメッカで、毎日が持続的なリハーサルとダンス・クラスに満ちている。

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 学生とダンサーは、マイヤ・プリセツカヤのようなプリマ、ニコライ・ツィスカリゼのようなプリンシパルになることを夢見て、ボリショイ劇場で日夜練習に励んでいる。

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 ボリショイ劇場は常に、未来の才能に目を光らせており、ロシア人の学生も外国人の学生も歓迎している。

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 ボリショイ・バレエ・アカデミーで学び、現在クレムリン・バレエ劇団のプリマであるアメリカ人のジョイ・ウォマックさんは、バレエに対して「ロシア人には極端な伝統と情熱がある」と話す。

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 振付師の指導のもとで行っている厳格な練習には価値があると、学生たちは考えている。

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 9歳ほどで練習を始める子どもも多いが、特別なスタジオ・バレエ教室に2歳半ほどで入る子どもも多い

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 外国人学生はロシアNOWの取材に対し、ロシア人学生が自分たちよりも努力しており、時に外国人よりも厳しく扱われると話す。

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 1776年創立のボリショイ劇場では、白鳥の湖やくるみ割り人形などのバレエの定番のクラシックが伝統的に公演されている。

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 また、ミハイル・レールモントフの小説「現代の英雄」のようなロシアの古典文学も採用されている。

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 バレエやオペラの衣装づくりには、特別かつ貴重なスキルが必要で、多くが手作業である。ボリショイ劇場に独自の衣装制作アトリエがあるのは、このためである。ボリショイ・バレエには、優れたオーケストラがついている。250人以上の音楽家からなるロシアで最も大きく、最も歴史のあるオーケストラである。

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 ボリショイ劇場の元プリンシパル、ツィスカリゼは、ケガをし、手術した後、次の世代のバレエ・ダンサーの指導者になっている。

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 ツィスカリゼの生徒でボリショイ劇場の現在のプリンシパルであるデニス・ロトキンは、「ツィスカリゼはすごく厳しく見えて、二度とあのクラスには行かないと思った」と話している。

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 バレエは、ボリショイ・バレエ・アカデミーとして知られるモスクワ国立振付アカデミーや、ワガノワ・バレエー・アカデミーでも教えられている。多くの卒業生が、ボリショイ劇場やサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場のような、一流の舞台で演技をしている。

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 ボリショイ劇場の本館は、オシプ・ボヴェによって設計された。1812年の大火の後でモスクワの歴史的中心部が再建された際に活躍した建築家である。2005~2011年の改装では、音響が改善され、帝国装飾が復元された。

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 ボリショイ劇場ではさまざまな公演が行われている。ロシア最高の歌劇団の本拠地でもあるため、オペラ公演も、有名である。