「パネル住宅」や「ゴミ捨て場」、鳩のケーキを作るシベリアのパティシエ(写真特集)

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ロシア・ビヨンド
 これで今や文字通り、ロシアの僻地の「味」を試すことができるようになったというわけである。客たちが特に気に入っているのは、古いマットレスの形をしたケーキと青灰色の鳩の形のお菓子である。

 スルグト出身のパティシエ、エカテリーナ・フェドトフスキフさんの作るパティスリーは、絶対に他では見ることのできないものである。彼女の生み出した作品には、たとえば、坂を滑り降りる南極のペンギン、羊と牧草地が描かれたおとぎ話の絵本などがある。しかし、彼女のファンの一番のお気に入りは、雰囲気たっぷりのパネル住宅を題材にしたシリーズ作品である。

 「『パネル住宅』ケーキ。皆さんのコメントを基に作りました」とエカテリーナさんは書いている。「とても時間がかかり、苦労した作品です。切るのがもったいなかったですが、とても楽しみました」。

 シリコン型は自分で作ったという。玄関はチョコレートの梁で組み立てられ、張り出しはガナッシュクッキーでできている。バルコニーはパテを串に刺したもの、ガラスはイソマルト。この「アパート」の中には、普通の「ブラック・フォレスト」ケーキが入っている。しかし、窓に照明が灯っているような効果を出すために、エカテリーナさんは、発光ダイオードを取りつけることを提案している。

 ロシアの住宅の中庭といえば、必ずあるのがゴミ捨て場。ゴミ箱に捨てられている古いマットレスが印象的な、このチョコレートとウエハースとゼリーでできた「ジオラマ」には、絶賛するコメントが多数、寄せられている。ちなみに中はレモンケーキなのだそうだ。

 では、チョコレートでできた1990年代のテレビなんていかがだろう?画面の上に飾られている「マスク」は、当時、娯楽番組を制作していた人気のテレビ会社「ヴィド」のオープニング映像である。

 しかし、1番のヒットは、中庭の青灰色の鳩の形をしたお菓子。これがホワイトチョコで作られているなんて、あなたは信じられる?!

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