15歳のカミラ・ワリエワはカザン出身。3歳半からフィギュアスケートを始めたが、これと平行してバレエ教室と体操教室にも通っていた。5歳のとき、母親がこのうちの1つに絞るよう勧め、カミラはフィギュアに集中することにした。そしてこの選択は正しかった!
12歳のとき、両親がカミラをモスクワのスポーツクラブ「サンボ70」に連れて行ったが、そのときエテリ・トゥトベリゼ(2018年のオリンピックチャンピオン、アリーナ・ザギトワ、世界チャンピオンのエヴゲニヤ・メドヴェジェワのコーチとして知られる)の目に留まり、トゥトベリゼチームに入ることになった。
その1年後の2019/2020年のシーズンに、カミラはISUジュニアグランプリと世界ジュニア選手権で優勝。またISU(国際スケート連盟)が主催する国際大会で4回転トウループを決めた史上2人目の選手となり、また世界最高得点を記録した。
2021年12月26日、カミラはロシア選手権の女子シングルで優勝を果たし、 2022年の北京五輪の出場権を手に入れた。
フィギュア以外では、絵を描くことと、飼い犬のリョーヴァのお世話をするのが好きなのだそうだ。
アレクサンドラはまだ17歳。メディアでは「4回転ジャンプ女王」と名付けられている。というのも、トルソワは、4回転ルッツ(2018ISUジュニアグランプリ)と4回転フリップ(2019ISUグランプリファイナル)を成功させた史上初の女性になった。なお、アレクサンドラは1つのプログラムで4回転トウループと連続4回転ジャンプ(トウループとサルコウ)を成功させた最初の女子選手になった(2018年世界ジュニア選手権で)。彼女は2019年9月にロシアのテストスケートで4回転からの3連続ジャンプ成功させた。2019フィギュアスケートジャパンオープンでルッツ、サルコー、2度のトーループの4度の4回転ジャンプを女子で初めて着氷した。 そして2018年、2019年には世界ジュニア選手権で初めて連続優勝した。
アレクサンドラはリャザン生まれ。弟が2人いる。父親は格闘技のスポーツ功労者。アレクサンドラは、4歳のときにフィギュアスケートに興味があった。最初は両親からローラースケートをプレゼントされ、サーシャが非常に得意になってからフィギュアスケートのトレーニングを始めた。リャザンで5年間トレーニングしていたが、その後、モスクワのエテリ・トゥトベリゼコーチの元に移った。
トルソワは以来、4回転フリップ、4回転トウループ、4回転ルッツの成功で、3度ギネスブックに登録された。
2021年10月、トルソワは足に怪我をしたが、それでもグランプリシリーズのアメリカ大会「スケートアメリカ2021」で優勝を果たした。
アレクサンドラは、英語の勉強をし、ペットのチワワ、ティーナと遊ぶのが好きなのだそうだが、それ以外のほとんどの時間はトレーニングに費やし、オリンピックでの勝利を目標に据えている。
トルソワは「子どものときからずっと、誰もやっていないことをするのが好きでした。(中略)リスクというのはまさにわたしのためにあるものです。(中略)もし他の選手がわたしに続いて4回転ジャンプを習得するようになれば、わたしは5回転に挑みます」と語っている。
17歳のシェルバコワの両親はスポーツにはまったく関係ない職業に就いている。祖父は物理学の教授、母親、父親はモスクワ大学を卒後している。姉のインナがフィギュアスケートを始めたことから、アンナも一緒にクラブに通うようになった。
「スケートがとても好きで、7歳くらいまでは何も考えず、ただ楽しむために滑っていました」とシェルバコワは話す。
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2012年のモスクワ市の大統領賞オープン大会では29人中22位だったが、1年後、同じ大会で2位に躍進。そこでエテリ・トゥトベリゼコーチの元へと移籍し、まもなくモスクワの大会で上位入賞を果たすようになった。
2017年、シェルバコワはトレーニング中に足を負傷し、回復に半年かかったが、2018年にはロシア杯ジュニアのファイナルで金メダルに輝いた。
1年後、シェルバコワはシニアデビューし、2021年にストックホルムで開かれた世界選手権で金メダルを獲得した。
趣味はあみぐるみ作り。足を骨折していたときにやり方を覚えたのだそうだ。ソ連のSF作家、ストルガツキー兄弟の本が好きで、最近は初めてスカイダイビングにトライした。
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