撮影はモスクワで、アレクサンドル・ドモガロフ・ジュニア監督の指揮の下、行われた。映画は1974年から1976年にかけて、モスクワのヴヌコヴォ空港で起きた実話を基に制作された。空港に置き去りにされたパルマという名前の犬が、数年もの間、飼い主が乗り込んでいった飛行機イリューシン18が到着するたびにその飛行機を出迎え、飼い主を待ち続けた。
日本版のタイトルは「ハチとパルマの物語」で、こちらのバージョンにはいくつかのシーンが付け加えられている。ドモガロフ・ジュニア監督は、「わたしの父であるアレクサンドル・ドモガロフが演じる主人公が秋田犬を買うため日本にやってくるというストーリーです。最初は父に出演してもらう計画はなかったのですが、日本のプロデューサーから是非にとお願いされました。パルマの物語をハチ公物語と絡めたかったのでしょう」と語っている。
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