1. リトル・ビッグ 「ヒプノダンサー」
間違いなく、今ロシアで最高にホットなバンドである。今春、2020年ユーロビジョン・コンテストでヒット曲「Uno」を演奏するはずであったが、コロナウイルスのため自宅隔離を余儀なくされ、その間に素晴らしい曲を作ったのだが、これがYouTubeでこれまでおよそ1億回再生された。
2.モーゲンスターン&アリ 「キャデラック」
ロシアのラップミュージシャンたちがコラボし、YouTube、インスタグラム、TikTokを席巻した。大人たちが歌詞の内容を理解しようとしているとき、若いファンたちは曲にあわせて体を揺らしていた。
3.アルトゥール・ピロシコフ 「オーバーダンス・ミー」
「アルトゥール・ピロシコフ」は、コメディアン、アレクサンドル・レッヴァがつくったロシアのよくあるポップス歌手のイメージをのパロディとして始まった。皮肉なことに、このキャラクターは大人気となり、レッヴァはコメディアンとしてよりも歌手アルトゥール・ピロシコフとしての活動の方が多くなった。しかし、動画の中には分かりやすくて面白おかしい風刺が込められている。
4. クリーム・ソーダ 「氷のようなあなたの心」
まだ若いバンドで、7月にも最新の曲をリリースし、大ヒットさせた。彼らは1990年代と2000年代のレイヴを思い起こさせるノスタルジックな楽曲で知られている。この時代にパーティーをしていたのなら、この曲を楽しめるに違いない。また彼らのビデオクリップは個別の芸術と評価されている。
5. クラヴァ・コカ&ニレット 「クラッシュ」
今夏もうひとつの大きなコラボ。ロシアの若者たちとTikTok世代のアイドル2人による新作である。この動画は魅力的な村で撮影され、1990年代を思わせる。
6. マリー・グー 「ディズニー」
この素晴らしいポップソングは、ウイスキーを飲み、自分はディズニー映画のプリンセスなんかではないと主張する、強くて自立した女性について歌ったもの。この歌を気に入らない男は去ってくれていい。フェミニストたちならきっとこの曲を気に入るだろう。
7. アイオワ - 「ダンス・ウィズ・ミー」
米「西部開拓時代」の男たちの世界に飛び込んだ女性を映像化したもの。そして1人の現代のロシア人男性が酒場で起こったことを引き受けることになる・・・。アイオワの踊りには眼がくぎ付けになることは間違いない!
8. ジヴェルト & ニレット - 「Fly 2」
1曲の歌のなかに、英語とロシア語をミックスさせるというのは面白いアイデアである。ともに人気があるポップシンガー2人が暑い夏にぴったりの曲を作った。YouTubeのユーザーが投稿しているように、ドライブしながら聴くのに最高だ。
9. セルゲイ・ラザレフ 「黙っていられない」
セルゲイ・ラザレフは2000年代に「Smash」というデュオのメンバーだったシンガーで、すべての女の子たちの憧れの的であった。彼はユーロビジョンでロシア代表として2度歌った。そしてともに3位だった。そして2020年代になっても、彼の素晴らしい歌声を聞くことが出来るのはとても幸せな事である。
10. オリガ・ブゾワ フィーチャリング ジャロ&ハンザ 「Mira me Bebe」
ロシアのインスタグラムの女神オリガ・ブゾワの最新曲は、初のヒップホップ歌手とのコラボ。ダンスポップにダンスホール・レゲエがちょっぴり混ざり合ったような音楽である。このビデオクリップにはロシア語で歌詞が出てくるので、新しい言葉をいくつか覚えるのにいい機会になるかも?